体調戻りました!本日は『豬腸冬粉│豚モツ入りビーフンスープ』という夜市の料理を紹介します。
近年台北地方の屋台で流行している料理の一つで、特に冬場は行列ができるほどの人気店がたくさんあります。ビーフンを使って作るため腹持ちが良く、寒い冬は体が心から温まります。
本来は「人参酒」という薬酒を少量使って作るので薬膳効果も期待できます。しかし作るのに3ヶ月近く掛かり、一般の家庭で再現するには少々ハードルが高いと思うので、このレシピでは普通の酒を使っています。本格的に再現したいという方は高麗人参10g、当帰5gを料理酒500ccに3ヶ月浸けて人参酒を作り、レシピの酒と置き換えて作ってください。
材料で使っている「漬物」は台湾では冬菜と呼ばれる白菜(の仲間)の塩漬けを使います。日本で作るなら白菜にこだわらず、高菜や野沢菜などの各地域で作れる特産の漬物を使ってください。スープから香るその地方独特の微かな酸味が、食べる人の心を掴むのです。
作る場所によって少しずつ風味を変える楽しい料理です。美味しいですよ!
[材料]
豚モツ ……… 600g
水 ……… 3200cc
ビーフン ……… 5-6束
ショウガ ……… 20g
漬物 ……… 大さじ2
(野菜の葉をつけたもの、好みでよい)
[調味料]
塩 ……… 適量
味の素 ……… 大さじ1
固形ブイヨン ……… 大さじ1
水 ……… 大さじ3
ラード ……… 80g
酒 ……… 適量
[作り方]
1.豚モツに塩(分量外)と小麦粉(分量外)を適量振りかけ、良く揉んでぬめりを取っておく。鍋に800ccの水を沸騰させ、30分ほど煮込んで火を通したら、取り出して食べやすい大きさに切っておく。
2.作り方1で豚モツを煮込んだ水に2000ccの水を加えて加熱し、沸騰したら薄切りにしたショウガと好みの漬物を加えて5分ほど煮込む。
3.ビーフンは冷水に浸けて水を吸わせやわらかくしておく。味の素、固形ブイヨンを大さじ3の水に溶いておく。
4.お碗に作り方3のビーフンを一人前入れ、沸騰したお湯を適量注いで暖めたら、作り方3の味の素ブイヨンスープを小さじ1、ラード小さじ1、少量の酒、作り方2の豚モツスープを注ぎ、豚モツを適量乗せる。最後に塩で味を調えて完成。
Point!
レシピの分量だと5-6人分作れます。最後の作り方4の部分で味を調節してください。好みでスープで煮込んだ大根やつくねなどを加えてもいいでしょう。台湾ではニンニクのチップやゆで卵を加えることもあります。
スープに入れた漬物は風味付けなので、食べる時には器に注ぎません。
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