今日の料理に使うオクラは中国語で「秋葵」といい、漢字で分かるようにアオイ科の植物。古くはネリと呼ばれていました。紀元前には既にエジプトで栽培されていた記録が残っているほど古い野菜で、「オクラ│Okra」の呼び名は実は英語をそのまま読んだものです。
身を切ったときに出るペクチンやガラクタンを含む粘り気のある液体は、コレステロールを下げる効能があり、成人病予防にも効果があるといわれています。
日本では茹でて食べることが多いですが、台湾ではチャーハンの具にしたり他の野菜に炒めたりと、輪切りにしてから炒めて食べることが多いようです。特に粘り気がご飯や卵に絡んで一部が焦げ、非常に香ばしい香りがするチャーハンはおすすめです。
本日はそんなオクラを輪切りにしてからトマトと鶏肉と炒めて料理を作ります。オクラのとろみとトマトの酸味が鶏肉に絡んで非常においしい料理です。ぜひお試しください。
難易度:
☆
調理時間:
30分以内
材料:
鶏むね肉 ……… 150g
オクラ ……… 100g
トマト ……… 100g
ニンニク ……… 2個
ネギ ……… 1本
オリーブオイル ……… 少々
調味料1:
酒 ……… 小さじ1
醤油 ……… 小さじ1
水 ……… 大さじ1
片栗粉 ……… 小さじ1/2
調味料2:
醤油 ……… 大さじ1
砂糖 ……… 小さじ1/2
塩 ……… 小さじ1/2
作り方:
1.鶏むね肉をさいの目に切り、調味料1を混ぜ合わせたものに15分ほど付けておく。
2.オクラは良く洗いヘタ周辺の茶色い部分をくるりと切り取って塩をまぶしておく(→Point参照)。トマトはよく洗いさいの目に切る。 ニンニクはみじん切りにする。ネギはぶつ切りにする。
3.沸騰したお湯にオクラを入れ、1分半ほど茹でてから取り出し、氷水につけておく。オクラを取り出してキッチンペーパーなどで水気を切ったら、輪切りにする。オクラを茹でたお湯に作り方1の鶏肉をいれて、色が変わるまで火を通す。
4.熱した鍋に大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、ニンニクとネギを炒めて香りを出す。続いて作り方3のオクラと鶏肉、作り方2のトマトを加えサッとかき混ぜながら十数秒炒めて火を通す。調味料で味を整え、最後にオリーブオイルを振りかけて完成。
Point:
オクラの下処理に関しては「白ご飯.com」さまを参照してください。
鶏肉とオクラを1cmほどの大きさに切って、調味料2だけを使いチャーハンを作っても美味しいです。名付けて『秋葵鶏丁炒飯』お試しください。トマトはお好みでどうぞ。
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