隋、唐など諸王朝の首都として栄えた長安の都、遣隋使、遣唐使は日本からここを目指しました。仏教の経典や多くの書物と共に様々な食材が日本にももたらされ、日本の古代料理にも大きな影響を与えたことが研究により明らかになっています。
この料理が数千年も前から存在していたかは謎ですが、胡麻をすりつぶしてソースにする調理方法はかなり古代から存在していたことが知られており、おそらく長安の宮廷でも食されていたことでしょう。レシピでは普通の胡麻ドレッシングで代用していますが、可能ならすりつぶした胡麻を使ってみてください。
今回はサヤインゲンを使って調理しますが、特に使う野菜には決まりはないので色々な野菜で試してみてください。普通の胡麻ドレッシングで食べるサラダとは一味違う、古代王朝の香り漂う贅沢な味のする料理です。ぜひお試しください。
難易度:
☆☆
調理時間:
30分以内
材料:
サヤインゲン ……… 500g
サラダ油 ……… 適量
調味料1:
ごま油 ……… 大さじ1/2
花椒 ……… 小さじ1
調味料2:
胡麻ドレッシング ……… 大さじ2
サラダ油 ……… 大さじ1
トウガラシ ……… 2本
調味料2:
砂糖 ……… 小さじ1/2
塩 ……… 小さじ1
中華スープ ……… 100cc
作り方:
1.サヤインゲンはヒゲを取り、5-6cmの長さに切って茹でて火を通しておく。火が通ったら氷水につけて冷やし、サラダ油をまぶして冷蔵庫で冷やしておく。
2.熱した鍋に大さじ1のサラダ油(分量外)とごま油をひき、調味料1の花椒を炒めて香りを出す。
3.調味料2と調味料3をそれぞれ別々に混ぜ合わせておく。大き目の皿で作り方2の花椒と炒めた油、別々に混ぜ合わせておいた調味料2と3を一気に混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やしておいたサヤインゲンにふりかけて完成。
Point:
調味料を別々に混ぜ合わせるのは、容器の問題です。ボウルや小鉢で作ると、特に花椒粒のせいで市販のドレッシングのように容器ごと降り混ぜられないので、便宜上このようにしています。もし蓋をして降り混ぜられる容器があるなら全部混ぜ合わせて使う直前に降り混ぜてからかけてください。
野菜はサヤインゲンに限らず、タマネギやスイートコーン、キノコ類などでも作れます。一度茹でて火を通した野菜を使ってください。
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