中華圏では『黑胡椒洋蔥牛肉』、『黑胡椒牛柳』などの別名があります。さて、中華圏では…という紹介の仕方をしたのは、少々分けがあります。なんとこの料理がなんと日本発祥の中華料理で、横濱中華街生まれの譚彦彬(ちなみに周富徳の同級生)という人が日本でレストランのメニューとして開発した料理なのです。『天津飯』や『長崎ちゃんぽん』みたいなものですね。
もちろん中国にも類似料理があったのでしょうが、中国に逆に輸出され多くのレストランや家庭料理として食べられているものとしてはこの『黑椒牛肉』が一番ポピュラーなものでしょう。実際に台湾でも多くのレストラン(というか弁当・朝食屋)で食べられます。
簡単に作れる上、スタミナも付き、ご飯との相性も抜群。具を小さくして作ればおにぎりの具としても使えます。食べたことがない方は是非家庭での自作に挑戦してみましょう。
難易度:
☆
調理時間:
30分以内
材料:
牛肉 ……… 400g
タマネギ ……… 1個
調味料1:
砂糖 ……… 小さじ1
酒 ……… 小さじ2
水 ……… 大さじ2
醤油 ……… 小さじ2
片栗粉 ……… 大さじ1
調味料2:
醤油 ……… 大さじ2
味の素 ……… 少々
砂糖 ……… 大さじ1
塩 ……… 小さじ2
胡椒 ……… 大さじ2
水 ……… 大さじ4
作り方:
1.タマネギは薄切りにする。牛肉を糸状に切り、調味料1を混ぜ合わせたものに10分ほど付けておく。
2.熱した鍋に少量のサラダ油(分量外)をひき、タマネギを炒め、続いて牛肉を入れて炒め、軽く火を通したら別の皿に取り出しておく。
3.調味料2を鍋に入れて沸騰させたら、作り方2の取り出しておいたタマネギと牛肉を加えかき混ぜて調味料を絡ませたら完成。
Point:
牛肉は塊肉を糸状に切って作るのが普通ですが、鍋用の薄切り肉を使うと調理時間を短縮できます。薄切りにされた肉を適当な大きさに切ってそのまま使ってもよいでしょう。薄さに合わせて作り方1の漬け置き時間を短くしてください。
胡椒は市販のものよりもその場で粗挽きにしたものを使うとよいでしょう。粒が食感として残るくらいに挽いて使います。
0 件のコメント:
コメントを投稿