ギンナンと豚肉を塩コショウで炒めたシンプルな料理で、ギンナンと豚肉の食感の対比が面白いと思います。使う材料がシンプルなだけに、いろいろな具材とあわせやすく、晩御飯のおかずとしても活躍します。
日本では茶碗蒸しやおつまみくらいでしか使わないギンナンですが、中華だといろいろな料理に使えます。先日紹介した『白果炒蝦仁│ギンナンとエビ炒め』などもそうですし、覚えて料理の幅を増やしましょう。
ところで台湾ではドイツ製のイチョウ葉エキスが輸入医薬品として高額で売られています。イチョウ葉エキスは日本では健康食品扱いで非常に安く手に入りますね。これは医薬品制度の違いによるものですが、台湾では一部の血液循環や記憶力の改善を求める人たちが、ドイツ製の高価な医薬品に群がりかなりの出費をしたりしているようです。
ドイツ製のイチョウ葉エキスを見せながら「これ、ドイツ製だから高かったけど、血液循環の改善のためにこれから飲むことにした。」と自慢げに語る友人に、「それ…日本で5分の1以下の値段で同じ品質のものが買えるよ」と返答した時の顔が忘れられません。
もちろんドイツの医薬品は、厳重な審査と品質保証を経て製造されているものですが、日本の大手メーカー製のものも同一の原料と社内の独自審査を経て製造されており、十分信頼に値するものです。イチョウを栽培してを医薬品製造メーカーに販売している会社自体が地球上にほとんどないので、調べれば同じ企業が原材料を卸していたりします(笑)。
結果日本に帰国するたびに大量の健康食品を抱えて台湾に戻ることになるわけですが…。
それはさておき。今回は手軽なギンナンを使ったレシピです。お試しください。
難易度:
☆
調理時間:
材料:
ギンナン ……… 150g
豚もも肉 ……… 250g
ニンニク ……… 2個
唐辛子 ……… 1本
調味料1:
塩 ……… 小さじ1/4
砂糖 ……… 小さじ1/2
ごま油 ……… 小さじ1/2
水 ……… 大さじ2
調味料2:
塩 ……… 小さじ1/4
胡椒 ……… 少々
ごま油 ……… 大さじ1
片栗粉 ……… 大さじ2
作り方:
1.ニンニクの皮をむき、薄切りにする。ギンナンは沸騰したお湯に通して茹で、取り出して水気を切っておく。唐辛子は種を抜き、輪切りにする。
2.豚もも肉は小指の大きさほどに切り分け、ボウルに入れて調味料2と混ぜ合わせて15分ほど浸けておく。鍋に湯を沸かし、浸けておいた豚肉の表面の色が変わるまで茹でて取り出しておく。
3.鍋に大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、140度に熱してニンニクと唐辛子を炒め香りを出す。続いて作り方2の豚もも肉、ギンナン、調味料1を加えて加熱し、豚肉に火が通るまでかき混ぜながら炒めたら完成。
Point:
ギンナンは缶入りのものを使うと楽です。
シンプルな料理なので、ニンジンやもやしなどの野菜ともよく合います。好みで加えてください。
おすすめはイチョウの半分量のピーナッツを一緒に炒めたもの! 香ばしく新たな食感がプラスされます。ビールのお供にどうぞ。
0 件のコメント:
コメントを投稿