長崎の郷土料理である皿うどんですが、今回はその麺を使って作ります。厳密に言えば中華料理ではないのですが、台湾で売られている「意麺」を日本で用意するのは容易ではないため、代用させていただきました。
長崎皿うどんはちゃんぽんの出前をする時に、汁がこぼれないよう改良された料理が元になっており、日本発祥の中華料理の一つです。たっぷりの野菜や海鮮、竹輪などで作ったあんかけスープをパリパリの細麺にかけて食べます。東日本の人はあまり食べたことはないかもしれませんが、九州では非常にポピュラーな家庭料理です。
台湾にも生麺を揚げて作った「意麺」と呼ばれる麺がありますが、こちらはスープに入れて食べるのが主流。スープを吸いやすいので、ルーウェイの具などとしても使われます。長崎の皿うどんと台湾の意麺はどちらも似て非なるものですが、今回は台湾の意麺料理を長崎の皿うどんを使って作ってみます。
台湾の「意麺」にまつわる面白い話はたくさんあるのですが、それはまた次回…。
東日本の方で長崎皿うどんなんか知らないよという人は、下のリンクから購入してお試しください。
美味しいですよ~!
難易度:
☆
調理時間:
30分以内
材料:
皿うどん麺 ……… 150g
イカ ……… 1匹
油揚げ ……… 1個
タマネギ ……… 20g
チンゲンサイ ……… 60g
ニンニク ……… 3個
ニンジン ……… 15g
片栗粉 ……… 大さじ1
水 ……… 200cc
調味料:
オイスターソース ……… 大さじ1
塩 ……… 小さじ1/4
砂糖 ……… 小さじ1/4
作り方:
1.イカはよく洗い、水気を切った後、短冊切りにし、飾り包丁を入れる。油揚げは8等分し、熱湯にくぐらせておく。チンゲンサイはぶつ切りにする。ニンニクはみじん切りにするかすり下ろしておく。たまねぎ、ニンジンは食べやすい大きさに切る。
2.鍋に適量の油(分量外)をひき、ニンニクを炒めて香りを出す。イカを加えて1分ほど炒め、すべての調味料と水、タマネギ、油揚げ、人参を加えて中火で煮込み、火が通ったらチンゲンサイを加え、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
3.更に盛り付けた皿うどんの麺の上から、作り方2のあんかけをかけて完成。
Point:
イカを魚やエビに変えたり混ぜたりすれば、非常にリッチな『海鮮豆腐意麵』になります。
モヤシや絹さや、コーンなどを少量加えても美味しくできます、具はいろいろと工夫してみてください。
長崎皿うどんは台湾でも流行りそうな気がします。ちゃんぽんなどと一緒に提供すれば多くの台湾人を惹きつけることができるでしょう。正直日本のラーメン店よりも長崎ちゃんぽんの店などの当地グルメの店が台湾に増えてほしいと思う筆者です。
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