中華ソーセージと鶏肉を蒸した料理、『鴛鴦臘腸蒸鮮雞』を紹介します。客家料理の一種で、『鴛鴦腸蒸雞>』、『鴛鴦雞』、『鴛鴦臘腸蒸鮮雞』など多くの別名があり、実を加えた『紅棗蒸鴛鴦雞』という高級料理もあります。呼び名の多さは、すなわちいろんな地域で食べられているということで、この料理の人気の高さが分かります。
調理方法はきわめて単純で、切り分けた鶏肉と中華ソーセージをメインにその他の具を皿に乗せ、調味料と一緒に蒸すだけ。新鮮な鶏肉を使えば肉も柔らかく、皿にたまった肉汁とソーセージの旨みがソースとなり、非常に食欲をそそられる料理となります。
蒸す前に片栗粉を振りかけているので、表面にツルツル、モチモチの膜が張られてなんともいえない食感が味わえます。
名前の鴛鴦とはオシドリのことで中国でも仲の良い夫婦の象徴として、さまざまな場面で名前が使われます。(実際のオシドリは繁殖期以外は仲が良いとは言えませんが…。)
鶏肉と中華ソーセージの抜群の組み合わせが、食べる人にはオシドリのような関係に思えるのかもしれません。
キクラゲやアーモンド、ネギなどを加える作り方もありますが、ここではシンプルに鶏肉と中華ソーセージのみで作ります。
写真は中華ソーセージを使わずキクラゲとで作ったもの。
作り方の最後に客家料理人が作る『鴛鴦臘腸蒸雞』のビデオを載せています。参考にしてください。
難易度:
☆
調理時間:
1時間以内
材料:
地鶏 ……… 1匹(約500g)
(新鮮な鶏肉で代用可能)
中華ソーセージ ……… 1本
(普通のソーセージで代用も可能)
生姜 ……… 5g
ニンニク ……… 3個
(すりおろしニンニクで代用可能)
調味料:
塩 ……… 小さじ1/4
砂糖 ……… 小さじ1/4
片栗粉 ……… 小さじ1/2
酒 ……… 大さじ1
ごま油 ……… 小さじ1
作り方:
1.地鶏はよく洗い、ぶつ切りにする。生姜は糸状に切る。ニンニクはすりおろすか、みじん切りにする。
2.すべての調味料、ニンニクをよく混ぜ合わせた後、作り方1の鶏肉に絡めて底の深い器(蒸し器に入るサイズ)に入れる。上に切った生姜を散らす。
3.器を蒸し器に入れ、20分蒸して完成。
注:広東語、動画ではオイスターソースとキクラゲなどを使っています。
Point:
新鮮な鶏肉を使うことで驚くほど柔らかい鶏肉料理ができます。冷凍鶏肉は肉が硬くなるので、やめておきましょう。
キクラゲを加えるなら100g、ネギは1本、その他キノコ類を加えてもおいしいです。
レシピ通りに作ると中華風の味になりますが、普通のソーセージで作ってもそれはそれでおいしいものができます。
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