揚州風のチャーハン『揚州炒飯│揚州炒飯』のレシピを紹介します。それぞれの材料に別々に火を通し、最後にご飯とあわせて作る料理です。材料それぞれに味が付いているので美味しいですよ!
ちなみにこの料理、名前に「揚州」とはついていますが特に揚州と関係があるわけではないという不思議な料理です。いつからこの料理名で呼ばれるようになったのか定かでないという謎の多い料理です。中国各地に同名の料理があるのですが、特に揚州の『揚式揚州炒飯』と広東省の『広式揚州炒飯』が有名です(笑)。
「揚州」は中国、「楊州│양주」は韓国の都市です。揚子江の流域なので揚州と覚えておきましょう。漢字が良く似ているため中国人でもたびたび間違えます。
現在の揚州は江蘇省にある一地域の名称ですが、古くは揚子江の河口周辺、北は淮水から南は南嶺山脈までを含んだ現在の江蘇省よりも広い地域を指しました。隋代に開通した大運河の中心に位置するため運河の恩恵を受け、唐代に一大発展を遂げました。
唐代の揚州は多くのイスラム、ペルシャ商人が多く居住して商業に励んでおり、世界的に有名な港としても発展していましたが、安史の乱後のどさくさで外国人が虐殺されるという事件(760年揚州大屠殺)があり、その後の国際港としての地位を南部の福建省泉州や広東省広州に譲ることになってしまいます。
もしこのとき外国人虐殺が起きなければ、今の台湾に居住する人たちは揚州出身者が大半を占めていたのかもしれませんね。
[材料]
冷飯 ……… 4碗
豚肉 ……… 100g
ハム ……… 50g
干しシイタケ ……… 3個
エビ ……… 100g
ネギ ……… 100g
グリーンピース ……… 50g
卵 ……… 2個
[調味料1]
醤油 ……… 小さじ2
塩 ……… 小さじ1/2
胡椒 ……… 少々
[調味料2]
塩 ……… 適量
[作り方]
1.豚肉をみじん切りにする。干しシイタケを水で戻していしづきを除き、みじん切りにする。ハムをみじん切りにする。ネギをみじん切りにする。エビの殻を剥き、背ワタを取り除いてみじん切りにする。グリーンピースを塩水(分量外)で茹でて火を通しておく。
2.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、卵を割りいれて解きほぐしながら中火で焼く。一つまみの塩(分量外)を振り、火が通ったら小皿に取り分けておく。
3.作り方2のフライパンに大さじ2のサラダ油(分量外)を加え、干しシイタケを入れて香りが出るまで炒める。続いて豚肉を加えて色が変るまで炒めたら、ハムとエビを加えて火が通るまで炒める。すべての調味料1を加えてよく混ぜ合わせたら材料を卵とは別の小皿に取り分けておく。
4.作り方3のフライパンに大さじ4のサラダ油(分量外)を加え、ネギを炒めて香りを出す。続いて冷飯を加え、菜箸などで軽くほぐしたら調味料2の塩を振って味を調える。強火で炒めてご飯に火が通ったら作り方3の材料を加えよく混ぜ合わせる。最後に作り方2の卵、作り方1のグリーンピースを加えて全体を均一に混ぜ合わせたら完成。
Point!
レシピは分量外多いのでフライパンより中華鍋の方が作りやすいです。家庭のフライパンで作る場合は半量ほどを目安に作ってください。
冷飯がくっついて粘る時は一度ざるなどにあけて流水でほぐしてから水気を切って使うと良いでしょう。
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