日本でもおなじみの中華料理『排骨麵│パイクー麺』のレシピを紹介します。今回は簡単のため『排骨』の作り方をメインに紹介します。麺とスープはインスタントの塩ラーメンなどで作ってください。作ったパイクーをご飯に添えれば『排骨飯│パイクーハン』の出来上がりです。
台北に住んでいて「排」の字を見てしまうとどうしても思い浮かんでしまう「排気」の二字…。縦横無尽に走り回るスクーターから出される排気ガスは今日も台北の空気を汚しています。自動車もそうですが、台湾では定期的に発動機の排ガスの検査が義務付けられています。そんな台湾でなぜこんなにも空気が悪いのでしょうか?
台湾でも大陸から飛来する汚染物質PM2.5が問題になっていますが、実は台北の空気中にあるPM2.5のうち35%は市内を走る自動車とバイクから排出されるものです。台湾では1999年から排気ガスの検査を定期的に行うことが法律で義務付けられています。たとえば販売から10年以上経過した自動車やバイクは年二回の排ガス検査が必要です。検査にかかる費用は台湾政府が支出する空気汚染対策費から支出されています。昨年の空気汚染対策費はなんと年6億元です!。
全台湾で販売から5年以上経った定期検査が必要なスクーターは全部で約1062万台。その内360万台が定期検査を受けておらず、更にこのうちの133万台が販売から10年以上経過した古いスクーターです。これらのほとんどが罰金すら支払うことなく、今日もわがもの顔で市内を走行しているというわけです。
台湾人はろくな定期メンテナンスも受けずに自動車やバイクに乗る人が(日本と比べて比較的)多く、特に高齢ドライバーはこの傾向が顕著です。また若者らは違法改造したスクーターに乗っていることも多く、こういった人らも定期検査には現れません。データが把握できてるのに行政は何やってんでしょうね。政府が本腰を挙げて対策しなければ今後も台北の空は汚いままでしょう。
そんなよどんだ空気の中、筆者は今日も美味しいパイクー麺を求めて市内をさまよいます(笑)。
[材料]
インスタントラーメン
(塩か醤油がおすすめ)
豚バラ一枚肉 ……… 250g
[調味料]
醤油 ……… 小さじ1/2
酒 ……… 大さじ1
塩 ……… 少々
胡椒 ……… 少々
[作り方]
1.豚バラ一枚肉を叩いてほぐし、すべての調味料を混ぜ合わせたものに10分ほど浸けておく。その後表面に薄く小麦粉をまぶす。
2.フライパンに大さじ3のサラダ油をひき、作り方1の豚バラ一枚肉を入れて両面がきつね色になるまで強火で焼く。火が通ったら幅3cmほどに細長く切り分けておく(→Point参照)。
3.インスタントラーメンを作って器に盛り付け、作り方2の豚バラ一枚肉を乗せたら完成。
Point!
骨付きの豚バラ一枚肉を使う場合は、骨部分で繋がるように包丁を入れてください。すだれ状に切ります。正式には骨付きでないと排骨とは呼べないのですが、近年食べやすさを優先して骨がついていない排骨麺の作られています。好みで使い分けてください。
レシピでは肉を焼いていますが、揚げて火を通してもOKです。
好みでネギや茹でて火を通した白菜などをスープに添えましょう。
豚バラ肉を浸けるとき、大さじ1のカレー粉と少量の卵液を加えて作ればカレー風味の『排骨』が出来ます。ご飯に添えても美味です。
台湾では通常パイクーはラーメンとは別の皿に乗って出され、食べると気に各人で麺のスープと絡ませて食べます。
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