難易度:☆ 調理時間:1時間以内
年越し料理シリーズ続けます。今回は『紫年糕│紫米餅』というもち米と紫米で作る甘いデザートです。
紫米は古代米の一種で、古代イネの特徴を残しています。もともとイネの玄米は褐色~赤紫などアントシアニン系の色素を含んでおり、収穫量も現在の米のように高くはありません。これを人間が栽培し、品種改良を続けることで現在のようになったのです。
古代米と現在の米の違いを列挙して見ます。
古代米:同じ日に同じ場所に植えても、収穫時期が揃わない。同じ稲穂でも先端と根元では米の成熟度合いが異なる。一株あたりの収穫量が少ない。病虫害に弱い。気候の変動に強い。
現代の米:同じ日に同じ場所で植えた物はほぼ同じ日に収穫が可能。一株あたりの収穫量が多い。病虫害に強い。気候の変動に弱い。
こうしてみるとどちらも一長一短ですね。また近年古代米の健康効果としてアントシアニン系色素の持つ抗酸化作用が注目されています。また古代米は中国では古くから薬物としても使われてきました。普通の米より滋養強壮の効果に優れているそうです。
今回の料理は、古代米ともち米を合わせて、黒糖で味付けした甘いデザートです。紫米とココナッツミルクは非常に相性がよいので、様々なフルーツとあわせてお楽しみ下さい。
[材料]
もち米 ……… 300g
紫米 ……… 100g
ココナッツミルク ……… 適量
[調味料]
黒糖 ……… 大さじ2
[作り方]
1.もち米と紫米は2時間以上水に浸けておく。
2.もち米と紫米を蒸し器に入れ、中火で20分ほど柔らかくなるまで蒸す。蒸しあがったら黒糖を加えよくかき混ぜる。
3.大き目の茶わんに作り方2で黒糖を混ぜたもち米と紫米を詰め、押し固めてから茶わんをひっくり返して器に盛りつける。
4.ココナッツミルクをかけて完成。
Point!
茶わんの底に甘納豆や果物を入れて、上からもち米と紫米を詰めると豪華です。
紫年糕│紫米餅
●
2015年1月29日木曜日
登録:
コメントの投稿
(
Atom
)
Search this blog
シリーズ
レシピ電子書籍紹介
About this blog
人気の投稿
-
2016年8月31日 クジの引き方と解説のお願いについて追記 台湾旅行時の楽しみの一つといえば現地の有名な寺廟をめぐってのおみくじ引き。台北市の 龍山寺 や行天宮は人気の観光スポットの一つです。いろいろな神様にお参りして、願いを届けた後はその願いに対する神様からのお告げ、お...
-
観世音霊籤百首 第四十一首 無限好事君須記 恰如認賊作為子 莫貪眼下有些甜 可慮他時還受苦 意訳: 無限好事君須記 物事に絶対はない。 恰如認賊作為子 盗人を自分の子供として育てるようなものだ。 莫貪眼下有些甜 目の前のうまい話に飛びついたり...
-
観世音霊籤百首 第六首 中平 投身巖下飼於菟 須是還他大丈夫 捨己也應難再得 通行天下此人無 意訳: 投身巖下飼於菟 自分を犠牲にし、他人のために尽くすこと。 須是還他大丈夫 必要なのはその他人であり、自分ではないのだ。 捨己也應難再得 このように...
-
観世音霊籤百首 第三十六首 上上 目前病訟不須憂 實地資財儘可求 恰好繫猿今脫鎖 得歸仙洞去來遊 意訳: 目前病訟不須憂 目の前の病気、訴訟は心配することはない。 實地資財儘可求 今できることだけをやるだけでいい。 恰好繫猿今脫鎖 手足の鎖をは...
-
観世音霊籤百首 第二十六首 平 上下傳來事總虛 天邊接得一封書 書中許我功名事 直待終時亦是無 意訳: 上下傳來事總虛 上から下から伝わってくる情報は全て中身がないものばかりである。 天邊接得一封書 天に一通の手紙が届くだろう。 書中許我功名事 ...
-
観世音霊籤百首 第十一首 上上 欲求好事喜非常 爭相姻親只暫忙 畢竟到頭成好事 貴人接引貴人鄉 意訳: 欲求好事喜非常 楽しいことを追及するのはとても喜ばしいことだ。 爭相姻親只暫忙 そのため近しい人たちはしばらく忙しくなるだろうが、 畢竟到頭...
-
観世音霊籤百首 第六十一首 大吉 日上吟詩月下歌 逢場作戲笑呵呵 相逢會處難藏隱 喝啋齊聲嗹哩囉 意訳: 日上吟詩月下歌 日中は詩を読み夜間は歌を歌う。 逢場作戲笑呵呵 不真面目に暮らしてよく笑う。 相逢會處難藏隱 これは逃れられない運命だ。 ...
-
観世音霊籤百首 第八十六首 大吉 春來花發映陽臺 萬里舟行進寶來 躍過禹門三級浪 恰如平地一聲雷 意訳: 春來花發映陽臺 春は大いなる喜びの季節。 萬里舟行進寶來 遠方より宝を載せた船がやって来る。 躍過禹門三級浪 大きな門をくぐれば、三...
-
観世音霊籤百首 第六十六首 路險馬行人去遠 失群羊困虎相當 危灘船過風翻浪 春暮花殘天降霜 意訳: 路險馬行人去遠 馬とも遠く離れ危険な道を行く。 失群羊困虎相當 群れから逸れた羊が狼に出会うかのようだ。 危灘船過風翻浪 船が嵐の中を進むよう...
-
観世音霊籤百首 第八十一首 中中 庭前葉落暮秋時 行客奔程勢若飛 謝得天公輕着力 順風相送寶船歸 意訳: 庭前葉落暮秋時 晩秋落葉の時。 行客奔程勢若飛 旅人はきびすを返して故郷に戻る。 謝得天公輕着力 天に感謝すれば体が軽くなる。 ...
材料で探す
調理方法で探す
Powered by Blogger.
0 コメント :
コメントを投稿