台湾の家庭料理『雙色蘿蔔│人参と大根の中華煮込み』のレシピを紹介します。紅蘿蔔と呼ばれるニンジンと白蘿蔔と呼ばれるダイコンを醤油で煮込んだ料理です。八角の香りとトウガラシの辛みが効いいて食欲をそそります。
八角は英語でスターアニスという香辛料の名前です。今回は角つながりで、六角形の多いスパナ(工具の一種)の名前を中国語で見て見ましょう。(八角形や十二角形の者もありますが、ここではすべて六角形に統一します。)
レンチやスパナは中国語で「扳手」や「扳子」と呼びます。板ではなく扳です。通常使うU字型に開口したオープンスパナはそのまま開口扳手、狭い場所に入るよう本体がZ型に曲げられているものを梅花扳手と呼びます。両側に大きさの違うスパナがついているものは兩用扳手、いわゆるモンキーレンチは活動扳手といいます。通常のスパナとは逆にドライバーのように穴の内側に差し込んで使うタイプのいわゆる六角棒レンチは內六角扳手といいます。棒スパナの先端が星形になっているものが星形扳手です。この辺は車の修理なんかでよく使います。
他にも水道屋さん御用達のパイプレンチは管子扳手、チェーンレンチは鍊狀扳手といいます。電動タイプのものは氣動扳手です。台湾ではどれも五金行とよばれる金物屋さんで売っています。日本メーカーの者はブランド品で値段も高いですが、作りもマイクロメートル単位でしっかりしており、壊れにくいので技術者のあこがれの品となっています。
それではレシピです。
[材料]
ダイコン……… 600g
ニンジン ……… 500g
ネギ ……… 30g
ショウガ ……… 20g
トウガラシ ……… 2本
八角 ……… 3個
[調味料]
水 ……… 400cc
醤油 ……… 100cc
酒 ……… 50cc
砂糖 ……… 大さじ1
[作り方]
1.ダイコンとニンジンを輪切りにし、面取りをする。ネギを千切りにする。ショウガを叩いて砕いておく。トウガラシの種を除く。
2.熱した鍋に大さじ2のサラダ油(分量外)をひき、ショウガとトウガラシを炒めて香りを出す。続いてダイコン、ニンジン、八角とすべての調味料を加え、強火で加熱して沸騰させる。
3.作り方2の鍋の中身が沸騰したら、蓋をして弱火で約50分ほど煮込む。一度荒熱が取れるまで冷ましたら、再び過熱して温かくして器に盛り付ける。最後にネギを添えて完成。
Point!
鍋に入れたまま一度冷ますと味がしみます。
面取りはしなくても作れますが、しておいた方が安心です。
和食として作りたいという方は煮込むときにダシを加えましょう。
好みで豚肉など加えてみましょう。
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