台湾の家庭料理『香根炒牛肉│各種野菜と牛肉の千切り炒め』のレシピを紹介します。茎野菜や千切りにした野菜と、細く切った牛肉を醤油とごま油で炒めた料理です。とても食べやすく、口の中で様々な歯ごたえと旨味が躍る料理です。
この料理では材料を千切りにします。中国語で千切りにそのまま対応する単語はなく、単純に「切絲(糸のように切る)」と表現されます。レシピによっては下処理の段階を飛ばし、材料の時点で「牛肉絲」、「洋蔥絲(タマネギの千切り)」、「薑絲(ショウガの千切り)」など、千切りにしたものを指定されていることがあります。中国語のレシピを探すことがあれば注意しておきましょう。
「細い」も「長い」も中国語では「細」、「長」と同じ漢字を使うので非常にわかりやすいですが、これらの対義語は堂でしょう?「短い」は「短」で同じですが、実は中国語では「太い」に対応する単語がありません。その物の形状によって「厚」や「寬」を使ったり「粗」を使ったりします。人間の場合は「胖」です。漢字の「太」は中国語では副詞で「あまりにも」を意味するは中国語初心者にはおなじみですね。
中国語学習者の方は身近な形容詞やその対義語が日本語と同じ漢字で表せるかどうか、まとめておくと便利です。ある程度身につけたら、実地練習をしに台湾を訪れてみましょう。
それではレシピです。
[材料]
牛肉 ……… 250g
タケノコ ……… 30g
ニンジン ……… 20g
パクチー茎 ……… 20g
トウガラシ ………10g
ショウガ ……… 10g
[調味料1]
醤油 ……… 大さじ1
砂糖 ……… 小さじ1/2
酒 ……… 大さじ1
ごま油 ……… 大さじ1
[調味料2]
塩 ……… 少々
コショウ ……… 少々
片栗粉 ……… 適量
酒 ……… 小さじ1
醤油 ……… 小さじ1
ごま油 ……… 小さじ1
[作り方]
1.牛肉を細切りにしてボウルに入れ、すべての調味料2と混ぜ合わせて10分ほど漬けておく。
2.タケノコ、ニンジン、トウガラシ、ショウガを細く千切りにする。パクチー茎をほかの野菜の千切りと同じくらいの長さに切りそろえておく。
3.熱した鍋に大さじ2のサラダ油(分量外)をひき、作り方1の牛肉を半分くらい火が通る感じで軽く炒めて炒めて取り出しておく。
4.作り方3の鍋に少量の油を残し、作り方2のタケノコ、ニンジン、トウガラシ、ショウガと調味料1の醤油、砂糖、酒を入れて野菜に火が通るまで炒める。続いてパクチー茎と作り方3の牛肉を鍋に戻し、ざっくりと書き混ぜながら中火で炒める。最後にごま油を振りかけて完成。
Point!
牛肉や野菜の細さによって炒める時間が変わります。あまりしんなりとさせるよりは、シャキシャキとした食感を残したほうが食べやすいです。
パクチーが苦手な人はセロリやキュウリなどほかの野菜で代用しましょう。ピーマンで作ればそのまま『青椒牛肉絲』になります。
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