台湾家庭料理『香菇青蔥肉燥│シイタケとネギの肉そぼろ』のレシピを紹介します。炒めたシイタケとネギに生のネギを混ぜ込んで作るさわやかなそぼろ料理です。ご飯に乗せても食べられますし、水溶き片栗粉で少し固めれば肉まんの具にも使えます。
「そぼろ」は肉や野菜を水気がなくなるまで炒めた料理です。
魚介類の身を細かくほぐして調味料を加えて炒り煮にした、いわゆる「でんぶ(田麩)」は別名を「おぼろ(朧)」といいます。これを豚肉などで作ると身がでんぶよりも粗くなります。これが「粗おぼろ」→そおぼろ→「そぼろ」と変化しました。そぼろに漢字表記はありませんが、あえて書くなら「粗朧」というのがよさそうです。
台湾では日本の『そぼろ』にあたる『肉燥』という料理があります。日本の物よりもう少し汁気が多いこともありますが、これをご飯に乗せて煮卵を添えた『肉燥飯』は庶民料理の代名詞ともなっています。ちなみに台湾南部の『肉燥飯』は北部における「滷肉飯」のことなので注意が必要です。
日本にも様々な『そぼろ』があるように、台湾にもいろんな種類の『肉燥』があります。どれもご飯との相性が抜群です。今回はそんな『肉燥』から台湾人にも人気の一品を紹介します。ぜひ再現しておいしさを確かめてください。
[材料]
豚ひき肉 ……… 250g
ネギ ………100g
エシャロット ……… 40g
干しシイタケ ……… 30g
[調味料]
醤油 ……… 大さじ4
水 ……… 100cc
紹興酒 ……… 大さじ3
砂糖 ……… 小さじ1
[作り方]
1.干しシイタケを水で戻し、みじん切りにする。エシャロットをみじん切りにする。ネギをみじん切りにする。
2.熱した鍋に大さじ1のサラダ油をひき、豚ひき肉をバラバラになるように炒める。表面の色が変わったら紹興酒を振りかけ、水気がなくなるまで炒める。
3.作り方2のフライパンにエシャロットを加えて香りが出るまで炒めたら、醤油、水、砂糖を加えて中火で水気がなくなるまで炒める。最後にネギを混ぜ込んだら完成。
Point!
生のネギが苦手な人は、エシャロットと一緒に炒めてもよいでしょう。シイタケの戻し汁は使っても使わなくても構いません。
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