豆腐と白身魚を組み合わせた『豆腐蒸魚片|白身魚と豆腐の中華蒸し』のレシピを紹介します。見た目も美しい高級料理ですが、自宅で簡単に再現できます。
中華料理には様々な豆腐が存在します。 今回は色々な豆腐をざっと見てみましょう。
板豆腐:
いわゆる木綿豆腐で、普通豆腐といえばこれを指します。傳統豆腐、老豆腐、水豆腐などとも呼ばれます。
嫩豆腐:
絹ごし豆腐です。木綿豆腐に比べて水分の保持量が多く滑らかな口当たりが特徴です。
油豆腐:
厚揚げのことです。四角や三角などの形状のものが売られています。
臭豆腐:
普通の豆腐にひと手間加えて発酵させたものです。日本人は苦手な人も多いですが、はまると抜け出せなくなります。台湾を代表する発酵食品です。
豆干:
豆腐を醤油で煮込んだ後に乾燥させた加工品です。普通の豆腐よりも硬く、弾力があります。
素鶏:
菜食主義者が肉の代わりに食べるもので、豆腐の加工品です。薄切りにした豆腐を何層にも重ねたり巻いたりして、水分を絞ることで製造します。きちんと調理されたものを目をつぶって食べると本物の肉と区別がつきません。素火腿、素鰻魚など肉類を模した加工品はほとんど全て豆腐から作られています。
豆泡:
さいの目に切った豆腐をサクサクになるまで油で揚げたものです。中空状態でスープのうま味をよく吸い、紅焼料理などに用いられます。
鶏蛋豆腐:
卵豆腐のことです。卵と出汁で作ったプリンのような食材で、豆腐の代用品として鍋などに入れて使われます。
いかがでしたでしょうか?日本ではなじみのないものがたくさんありますね。特に素鶏を加工した量利は日本人にもおすすめ!台湾の素食店で食べると、きっと驚かれることでしょう。
それではレシピです。
[材料]
豆腐 ……… 1丁
タイ切り身 ……… 120g
ショウガ ……… 10g
ニンニク ……… 10g
片栗粉 ……… 少々
[調味料]
醤油 ……… 大さじ1
塩 ……… 少々
酒 ……… 少々
中華スープ ……… 60cc
砂糖 ……… 少々
水溶き片栗粉 ……… 小さじ1/2
[作り方]
1.豆腐を3cmの厚さにうす切りにし、耐熱容器に並べる。
2.タイの切り身を豆腐の上に乗るサイズに切り分け、軽く塩(分量外)と酒(分量外)を振っておく。
3.作り方2のタイの切り身に少量の片栗粉をまぶし、作り方1の豆腐の上に乗せる。これを容器ごと蒸し器にかけ、中火で15分蒸して火を通す。
4.ショウガとニンニクをみじん切りにする。熱したフライパンに少量のサラダ油(分量外)をひき、ショウガとニンニクを炒めて香りを出す。続いて醤油、塩、酒、中華スープ、砂糖を加えてソースの味を調えたら、水溶き片栗粉でとろみを付ける。作り方3の豆腐とタイの上からソースを掛けて完成。
Point!
好みで千切りにしたネギやトウガラシを添えましょう。
レシピのようなあんかけソースを使わずにシンプルに塩だけ、醤油だけなどで食べても美味です。
台湾では「樹子」という調味料を使いますが、日本では入手が難しいです。レシピではこれを抜いて作っています。
地震の被害に遭われた方のご冥福と台湾の早期復旧をお祈りします。
返信削除頑張れ台湾!