台湾でも人気の和食『味噌燒肉│味噌焼肉』のレシピを紹介します。味噌を使って豚肉を焼いた料理ですが、ごま油を使っていることで見事に中華の雰囲気が出ています。ご飯に乗せて食べるのが主流ですが、そのままでも十分おいしい料理です。和食のはずなのに中華っぽいという不思議な雰囲気を味わいたい方はぜひ挑戦してみて下さい。
ミソは中国語でも「味噌(Wei ceng)」と書き、日本の伝統食材として広く知られています。大体どの地域に行っても「味噌」の表記で通用しますが、地域ごとの方言音で読むのでパッと聞いただけでは分からないこともあります。本来は別物なのですが、中国の伝統的なダイズ発酵調味料である「(黃)豆豉」などの名称で呼ばれることもしばしばあります。
また広東語では「味噌」ではなく「麪豉」または「麵豉」などと表記し、ミンシーのように発音します。味噌汁は「麪豉湯」でミンシータンです。現地に良く似た食品があるのでしょう。
続いて台湾語、こちらは日本語の発音そのまま「ミソ」でOK。音だけで(正式な)漢字表記はありません。日本語がそのまま残っているのが面白いですね。
ちなみにインドネシア、ベトナム、韓国などのアジア諸国でも日本の味噌は「ミソ」で通じます。ヨーロッパ各国も大体の国で「Miso」のような表記をされ、その土地の発音で読んでいるようです。エスペラント語では「Misoo」、ロシア語では「Мисо」でした(笑)。日本食が世界に広がっていく過程で他にどんな呼ばれ方をしていくのでしょうか?外来語の導入や発音の伝播、変化を探るいい教材になりそうですね。興味がある人は研究してみましょう。
20ヶ国語くらいで「味噌汁が飲みたい」を言えるようになると、いろんな余興に使えそうです(笑)。
それではレシピです。
[材料]
豚ばら肉 ……… 300g
白味噌 ……… 小さじ1
ごま油 ……… 大さじ1
ニンニク ……… 適量
ネギ ……… 適量
[調味料]
醤油 ……… 小さじ1
ラー油 ……… 大さじ1
みりん ………小さじ1
[作り方]
1.豚ばら肉を2cmほどの厚さに切り分けておく。白味噌、ごま油、醤油、ラー油、みりんを混ぜ合わせ、切り分けた豚ばら肉を混ぜ合わせて1時間ほど冷蔵庫で浸けておく。
2.熱したフライパンに作り方1の豚ばら肉を入れ、弱火で全面がきつね色になるまで焼く。薄切りにしたニンニクとみじん切りにしたネギを添えて完成。
Point!
レシピを見ているだけでご飯に乗せたくなりますね。白ご飯とあわせて出しましょう。
豚ばら肉は油が多いので、フライパンで焼く時は油はひかなくてもOK。焦がさないよう弱火でじっくり焼いて下さい。
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