2016年1月5日火曜日

炸醬麵│台湾風ジャージャー麺

難易度:☆ 調理時間:1時間以内
こちらも夜市の定番メニュー『炸醬麵│台湾風ジャージャー麺』のレシピを紹介します。豚肉やシイタケをみじん切りにし、醤油やテンメンジャンベースのソースで煮込んだものを麺にかけて食べます。日本でもおなじみの中華料理です。

日本でもすっかりおなじみの『炸醬麵』はもともと中国北部、湖北、山東省あたりの麺料理です。料理名にある「炸」は「炒」よりも多い油で揚げるようにして作る手法です。本来の『炸醬麵』は出来上がったソースが比重の関係で油の底に沈みます。北部の料理らしくけっこう油っこいです。ソース(醤)自体を油で揚げているように見えることから「炸醬」の名前がついています。

中国でも地方によってソースの味付けがかなり異なり、大別して本家北京(山東)風、ケチャップを使った広東風、そして甘辛い台湾風の三派に分けられます。日本の『ジャージャー麺』は台湾のが伝わったものです。また韓国にも『짜장면│ッチャジャンミョン』という山東風の『炸醬麵』が伝わったものがあり、出前などで食べるお手軽料理として根強い人気があります。本家と比べて更に黒いソースが特徴です。

旅行者は夜市くらいでしか食べられませんが、どの夜市にも『ジャージャー麺』の店があるわけではないので…。筆者も時々出没するお店を紹介します。日本語は通じませんがメニュー指差して何とか注文してみて下さい。炸醬麵(小)で十分お腹が膨れます。味はまぁまぁ…(笑)。『魚丸湯』の魚丸はおいしいです。

金華麵店
住所:台北市大安區潮州街56號
開店時間:10:00-22:30(日曜休み)

行き方:
MRT古亭駅6番出口から羅斯福路を北上(中正紀念堂方面へ、)、そのまま潮州街とぶつかるまで歩いてから右折して道路の右側の住所番号をたよりに56号まで歩けばOK。ショートカットするなら羅斯福路から杭州南路二段に斜めに入り北上、潮州街とぶつかったら(左全面角にすき焼の店があります。)右折、後は同じく住所案内を頼りに56号へ。和平東路から路地抜けてもいけます。詳しくは下の地図をご覧ください。




[材料1]
豚ひき肉 ……… 150g
厚揚げ ……… 100g
 (可能なら「豆干」を使って下さい)
ニンジン ……… 100g
タケノコ ……… 100g
ニンニク ……… 50g
切り干し大根 ……… 40g
干しエビ ………30g

[材料2]
キュウリ ……… 50g
ネギ ……… 10g
麺 ……… 適量(一人前約100g)

[調味料1] 
醤油 ……… 大さじ6
豆板醤 ……… 大さじ2
テンメンジャン ……… 大さじ2
氷砂糖 ……… 大さじ1と1/2
酒 ……… 大さじ1
胡椒 ……… 小さじ1

[調味料2]
中華スープ ……… 600cc
水溶き片栗粉 ……… 適量

[作り方]
1.厚揚げを0.5cm角のみじん切りにする。ニンジンの皮を剥き、みじん切りにする。タケノコを下処理し、みじん切りにする。ニンニクをみじん切りにする。切り干し大根を水で戻し、みじん切りにする。干しエビを大さじ3ほどの水で戻し、水気を切った後みじん切りにする。干しエビを戻した水は取っておく。

2.熱した鍋に大さじ2のサラダ油(分量外)をひき、ニンニクと干しエビを炒めて香りを出す。続いて切り干し大根を加えてきつね色になるまで中火で炒める。切り干し大根に火が通ったら豚ひき肉を加え、色が変わるまで炒める。

3.作り方2の鍋に、ニンジン、タケノコ、厚揚げを入れ、野菜が柔らかくなるまでよく混ぜながら炒める。野菜に火が通ったらすべての調味料1と干しエビを戻した水を加えて混ぜ合わせる。続いて中華スープを加え、加熱して沸騰させたら弱火で1時間ほど水量が約1/3になるまで煮込む。スープが煮詰まったら水溶き片栗粉を加え、とろみをつける。

4.沸騰したお湯で麺をゆでて器に盛りつけたら、作り方3のソースをかける。千切りにしたキュウリを沿え、みじん切りにしたネギを散らして完成。

Point!
大さじ3-4のソースを一人前にするならレシピ通りで10食分ほど作れます。冷凍しておけばいつでも食べられるので、たくさん作って保存しておきましょう。

麺は冷麦ほどの太さのものを使います。焼きそば麺などでも作れると思いますので、色々お試し下さい。


1 件のコメント:

  1. 酸菜白肉鍋の投稿からはじまり、レシピ楽しく拝見しています。
    今日はジャージャー麺。今、煮込んでます。食べるのが楽しみです。

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