2016年1月23日土曜日

子薑牛肉|牛肉のショウガ漬け炒め

難易度:☆ 調理時間:半日
ショウガの香りたっぷりの『子薑牛肉|牛肉のショウガ漬け炒め』のレシピを紹介します。生姜で漬け込んだ牛肉を炒め、生姜の千切りを添えて食べます。食欲増進間違いなしの絶品料理です。冷めてもおいしいのでお弁当のおかずにもどうぞ。

台湾のスーパーで売られているショウガにはいくつか種類があります。

まずは生姜(薑)。普通に日本で使われるショウガと同じもので、地下茎が幼いうちに掘り出したものを指します。赤紫色の鱗片が残っていることも。普通ショウガは体を温める作用がありますが、若いものはわずかな涼性をもち、清肺の作用を持つとされます。

続いて粉薑。上の生姜をもう少し生長させたもので、外皮が黄土色になったものを指します。別名を肉姜ともいい、この辺までは日本で普通にショウガとして売られているものです。温性があり、食欲増進を目的に薬膳にも使われます。

老薑は、粉薑を更に成長させたもので、内部が幾分繊維化しています。ショウガのなかで一番辛い時期で、外皮も土色に灰色が混ざります。温性も強くなり、潤肺の効能が出てきます。

そして薑母。薑母はショウガを翌年以降まで土の中で成長させたもので、枝分かれした若い地下茎(子薑)を除いた部分です。『薑母鴨』などの料理に使われます。活血化瘀の効能があり、ものによってはクルクミンを少量含むことも。COX-2を阻害する作用を持つものもあります。

台湾ではこのように成長度合いにあわせて、何種類もの生姜を使い分けています。それぞれ外見だけでなく味も大分違うので、機会があれば食べ比べてみましょう。今回の料理では薑母から枝分かれした子薑を使って作りますが、日本で再現するなら普通のショウガでつくりましょう。



[材料]
牛肉 ……… 250g
ショウガ(1) ……… 80g
ショウガ(2) ……… 50g
ネギ ……… 30g
ゴマ ……… 少々

[調味料]
砂糖 ……… 小さじ1
出汁の素 ……… 小さじ1
酒 ……… 大さじ1
ゴマ油 ……… 小さじ2
胡椒 ……… 小さじ1

[作り方]
1.牛肉をうす切りにする。ショウガ(1)を細かく千切りにする。ショウガ(2)を細かくみじん切りにする。ネギをみじん切りにする。

2.牛肉のうす切りとショウガ(2)、全ての調味料を混ぜあわせたものをタッパーかビニール袋に入れてよく混ぜ合わせ、冷蔵庫で4-6時間漬けておく。

3.熱したフライパンに大さじ2のサラダ油(分量外)をひき、作り方2の牛肉を炒めて火を通す。最後にショウガ(1)、ネギを添え、ゴマを振りかけて完成。

Point!
冷蔵庫で漬けおく時間は丸一日くらいにしても味が染みます。ショウガ(1)を調味料に漬けておき牛肉と一緒に炒めてもOKです。

ネギの代わりに葉ニンニクやレタスを使ってもよいでしょう。また辛いのが好きな人はトウガラシを適量加えて作ってください。


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