夜市や屋台でおなじみの『』のレシピです。お店と同じようにダシから作る本格レシピとなっています。台湾のあの味を日本でも再現してみましょう。
さて、1月16日の台湾の総統選が近づいてまいりました。立法委員(国会議員)の選挙も同日に行われるため、各地で選挙戦が始まっています。
毎度のことながら選挙前に国民党の候補がすげ替えられたり、あるかないかのゴシップが出回ったりととても賑やかです。今回も二大政党である国民党と民進党候補の一騎打ち(もう一つ親民党の候補がいますがいわゆる泡沫候補です。)に注目が集まっています。
実は国民党の党首はもともと「洪秀柱」氏で、民進党の女性党首である「蔡英文」氏との女性同士の対決が予定されていましたが、洪秀柱氏の支持率が低かったことにより、当時新北市の市長であった国民党党員の「朱立倫」氏に首をすげ替える事態となりました。朱立倫氏は今年行われた全国の市区長選で、圧倒的不利であった国民党唯一の勝利といえる新北市(台湾最大の市)の市長の座を射止めた政治家です。
いちおう…洪秀柱氏は正統なプロセスを経て党主席の座についていたのですが、このままでは総統選を戦えないと判断した党により解任され、代わりに新北市の市長の座を辞した朱立倫氏が頭首につきました。朱立倫氏は新北市の市長になったときの演説で、市民らに「必ず任期を満了する」と約束していたのですが、早速その発言を翻したことにより支持率が急落しました。
それでも…洪秀柱氏よりはマシということなのでしょう。民進党圧倒的有利のまま選挙に突入し、下馬評通りの結果になることが予想されます。まぁ中国との関係が強化されるのはどの政党が勝っても同じことなので、生暖かく見守りましょう。
また今まで圧倒的支持率を誇った国民党の支持率急低下により、今回の立法委員選挙では各地で歌手や芸能人や地元の企業家などが立候補することとなりました。
面白いのが台湾のロックバンドである「閃靈樂團」 のボーカリストのフレディ(「林昶佐」氏)が立法委員に立候補していることです。閃靈樂團は台湾語で歌う(おそらく唯一の)デスメタルバンドで、もともと台湾独立や死刑廃止など、政治色の濃い楽曲を多数発表してきました。今回本格的に国政にチャレンジすることにしたようです。昨日中正紀念堂で閃靈樂團の無料ライブ(というか選挙活動…)が行われ、筆者もインターネット中継で見ていました。日本でも歌手が立候補するのは珍しくないですが、ライブで選挙活動を行うのはちょっと面白いですね。
なんでこんなこと書いているかというと…、ふと見た映像にどうも見覚えのある顔が…。台湾大学の院生時代に面白そうなので別学部の「音楽社会学」という講義を受けたことがあるのですが、そのときの教授がなぜかライブステージで声を荒げて司会してました(笑)。音楽つながり…?さらには現台北市長である「柯文哲」氏が応援のためステージに登場。なぜか台湾語のカラオケを披露するというカオスな事態に…。最後は皆で大合唱!台湾には日本とはまったく違った選挙の戦いかたがあるようです。政治の能力とは全く関係ないところで票が動くのは日本も同じですけど(笑)。
これからしばらくは台湾各地が選挙で盛り上がります。様々な催し物も開かれますが、フィリピンの大統領選のような(?!)危険はないので、旅行者でも大きな音楽が聞こえたらちょっと覗いてみると面白いと思います。もうちょっと選挙が近くなると各地のアリーナや屋外ステージにいろんなアーティストが動員され、無料でライブを楽しめます。
それではレシピです。
[材料1]
白身魚頭部 ……… 1匹分
白身魚骨 ……… 1匹分
水 ……… 1000cc
[材料2]
白飯 ……… 150g
カニ肉 ……… 50g
エビ ……… 50g
ハマグリ ……… 6個
(アサリなどでもOK)
カキ ……… 6個
タケノコ ……… 40g
ショウガ ……… 10g
セリ ……… 10g
[調味料]
塩 ……… 小さじ1/2
胡椒 ……… 適量
[作り方]
1.材料1の白身魚頭部と骨を沸騰したお湯にくぐらせアクを抜いておく。鍋に水を沸騰させ、白身魚頭部と骨を入れ、弱火で30分煮込む。雑物を漉しとって海鮮だしの完成。
2.エビの殻を剥き、背ワタを抜いておく。ハマグリの砂をはかせておく。カキをよく洗っておく。タケノコを下処理し、細かく千切りにする。ショウガを千切りにする。セリをみじん切りにする。
3.白飯を作り方1の海鮮だしに入れ、米粒がバラバラになるよう散らしておく。これを鍋に入れ、作り方2のショウガ、タケノコと塩を加えて強火で加熱する。
4.沸騰したらエビ、カキ、ハマグリを加え、ハマグリの口が開くまで煮込んだら器に盛りつける。
5.最後にセリを散らし、胡椒を振りかけて完成。
Point!
南部風に作るなら砂糖をちょっとだけ加えて気持ち甘めに作りましょう。
完全再現を目指すなら白身魚の頭部と骨はやっぱりサバヒーを使いたいところですが、日本で作るなら新鮮な当地の白身魚を使った方がたぶんおいしく作れます。
普通はエビの殻を剥かずに作るのですが、殻を剥いたほうが食べやすいです。剥いた殻はダシ取りに使いましょう。
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