台湾の家庭料理『銀芽拌魚柳│モヤシと白身魚和え』のレシピを紹介します。茹でたモヤシと白身魚を酢醤油で食べます。どんな魚でも作れるので、レパートリーに加えておきましょう。
古代から現代に到るまで白色をあらわすのに使われてきた「白」という漢字は、謎の多い漢字です。シンプルな形で甲骨文字や金文にも図案が登場するのですが、実際には何をモチーフにしたものなのかはっきりと分かっていないのです。
ある人は「二枚、三枚に重ねた舌」 を表すといい、ある人は「親指の象形文字」であると言い、又ある人は「頭蓋骨」であるといいます。それぞれ「話す、言い尽くす」→白(色)、「指の長」→伯(偉い人)、「頭蓋骨の色」→白、伯(偉い人の頭蓋骨は保管されました)などの意味の変化があって、白色という意味が生まれたと推察していますが、未だにはっきりとしたことは分かっていません。他にも月の光をあらわす文字であるとか、貝殻の色であるとかの様々な説があります。長い間ほとんど形が変らず、よく使われる字であるのに、由来がはっきりしないという珍しい字です。こういうのは漢字学会の偉い人に考察を頼むよりは、どこか原始生活を送っている人々に甲骨文字を見せて何に見えるか尋ねたほうが正解に近づけるかもしれませんね。
[材料]
白身魚切り身 ……… 200g
モヤシ ……… 120g
トウガラシ ……… 2本
[調味料1]
片栗粉 ……… 小さじ2
酒 ……… 小さじ2
卵白 ……… 1個分
[調味料2]
酢醤油 ……… 適量
[作り方]
1.白身魚切り身を1cmほどの太さの千切りにし、すべての調味料を混ぜ合わせたものに10分ほど漬けておく。
2.もやしをよく洗い、頭と尾を取り除く。トウガラシの種を除き、みじん切りにする。
3.鍋に水を沸騰させてモヤシを入れ、20秒ほど強火で茹でて取り出す。水気を切って器に盛りつける。同じ鍋に作り方1の白身魚を入れ、1分ほど火が通るまで茹でたら取り出してもやしの上に盛り付ける。上からみじん切りにしたトウガラシを振りかける。
4.適量の酢醤油を上から振りかけるか、小皿に入れて添えて完成。
Point!
最後にごま油を振りかけたり、酢醤油に加えてもよいでしょう。
材料の少ないシンプルな料理ですが、モヤシと一緒にカイワレダイコンやネギを加えたり、セリや三つ葉を添えたりして色を加えると見た目も美しくなります。
レシピ通りだと少々味気ないですが、千切りか輪切りにしたちくわやかまぼこを加えるとおいしさが格段にアップします。おすすめです。
酢醤油も良いですが、素材が新鮮なら塩や醤油だけで食べても美味です。
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