台湾の家庭料理『鳳梨苦瓜雞湯│パイナップルとゴーヤ入りチキンスープ』のレシピを紹介します。パイナップルの酸味とゴーヤの苦味を美味く組み合わせた鶏肉入りスープ料理です。缶詰のパイナップルで作れます。
パイナップルの原産地は南米ブラジル辺りで、先住民により栽培化されました。その後ヨーロッパ人によるアメリカの発見までに、南米および北米大陸のほとんどの栽培可能地域に伝播していました。新大陸発見後はすぐにヨーロッパに持ち込まれ、たちまち全世界の熱帯地域に広がりました。コロンブスの新大陸発見が1492年、1513年にはスペインへ、1558年にフィリピン、1599年にジャワと大航海時代と共にアジアへ普及していきます。台湾へは1650年ごろに伝わったそうです。ここから日本に伝わりそうな話ですが、ちょうど良い時期に鎖国していたため導入は1850年頃と遅れてしまいます。江戸時代にパイナップルの栽培が始まっていたなら、和食に取り入れられて面白い料理が生まれていたかもしれません。
タンパク質分解酵素のブロメラインを含むことで知られ、医薬品として火傷や褥瘡の壊死組織を除去するために多くの病院で使われています。
[材料]
鶏肉 ……… 300g
ゴーヤ ……… 200g
パイナップル ……… 100g
ショウガ ……… 15g
水 ……… 800cc
[調味料]
酒 ……… 大さじ1
塩 ……… 適量
[作り方]
1.鶏肉を一口サイズに切る。ゴーヤを輪切りにし、1/4の扇状に切る。パイナップルを輪切りにし、水気(シロップが付いていれば洗い流す)を切って一口サイズに切る。ショウガをうす切りにする。
2.沸騰したお湯に鶏肉をくぐらせてアクを抜く。
3.鍋にすべての材料と酒を加え、蓋をして中火で30分煮込む。最後に塩で味を調えて完成。
Point!
缶詰のパイナップルを使う場合は、シロップを水で洗い流してから使いましょう。
ゴーヤは種を除いてから好みの厚さで輪切りにします。
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