ラーメン大好きなあなたに贈る『叉燒肉│チャーシュー』のレシピです。オーブンやトースターで作れるので実は大部分の家庭で自作が可能です。ぜひ一度チャレンジして見ましょう。
『叉燒肉』はもともと広東料理の一種で、その名の通り串(叉)で肉を刺して焼いたものが本当です。とはいえ日本のラーメン店でなくてはならない存在となってからは、日本式のフライパンやオーブンで焼いた『チャーシュー』が中国、台湾に逆輸入され、日本料理(主にラーメン具として)として親しまれています。
特に台湾では上記の理由からチャーシューに串焼きの調理法は必須ではなくなり、豚肉に味付けして焼いて火を通したもの全般を指すようになりました。相互に影響を与え合って料理が進化していくのを我々はリアルタイムで経験しているのです。
さて、叉焼の「叉」の字は「又」と同じく手の形を表した象形文字です。点はそのまま"モノ"を指しており、最も初期は「手で物を持つ」ことを表しました。甲骨文字の時代の初期には手の周りに点が六個もあったのですが、すぐ(甲骨文字の時代の後期)には二つに数を減らし、金文の時代には現代と同じように点が一つになりました。書いたり刻んだりが大変だったんでしょうね。
手の意味は早くになくなり、その形から"交叉したもの"、"歯や棘の有るもの"の意味だけが残りました。現代中国語でもそれほど多用される漢字ではないので、『叉焼』という料理がこれほど有名でなければもっと早くに絶滅していたのかもしれません(笑い)。
[材料]
豚肉(ばら肉かもも肉の塊) ……… 500g
ニンニク ……… 3個
[調味料]
醤油 ……… 大さじ2
砂糖 ……… 小さじ1/2
味の素 ……… 小さじ1/2
酒 ……… 大さじ2
塩 ……… 一つまみ
[作り方]
1.ニンニクをみじん切りにする。
2.ニンニクとすべての調味料を混ぜ合わせたものに豚肉を浸け、24時間冷蔵庫で冷やしておく。途中一度上下をひっくり返す。
3.200度に熱したオーブンで40分焼く。途中一度上下をひっくり返し、焦げるようならアルミホイルをかぶせる。取り出して薄切りにしたら完成。
Point!
オーブントースターだと途中何度もタイマーを設定する必要があります、ホイルなどに包んで加熱しましょう。魚焼きのグリルでも焼けます。
味の素の代わりにダシや中華スープの素を使うと風味が変わります。色々とアレンジして下さい。
オーブンで焼くとき胡椒を振りかけたり、その他ハーブ・香辛料をまぶすとより本格的です。
味の濃いものを作る時は大量の浸けダレに数日漬けておきましょう。
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