エビや魚のフライにピッタリ!エスニック調味料『泰式酸甜辣酱│タイ式甘辛ソース』のレシピを紹介します。レモンの酸味とトウガラシの辛味がどんな揚げ物ともよく合うので、いつもと違う味の料理を作ってみたい方は挑戦してみましょう。
タイ語でソースは「ซอส│Sort」と書くそうです。タイ語の「ซอส」も英語の「Sause」も、どちらもラテン語の「Salsus│塩(Sal)で味付けした」が由来になっています。もちろん英語の「塩│Salt」や「給与│Salary」もラテン語の「塩│Sal」が語源です。
古代ローマをはじめとする多くの文明では塩を貨幣として用いていました。経済学をかじった身ですので、今回は「貨幣」について簡単に解説したいと思います。難しいという方は直接レシピへ!
古典経済学では貨幣は「物々交換を媒介するもの」なら何でもよいと考えられていました。古代の塩や米、銀、金などは正にこのような理由から、また現在でも閉鎖された空間では煙草やチップが貨幣として用いられることもあります。貨幣が存在することで流通や交易が促進され、これによって最終的には富が自動的に理想的配分に落ち着くというのが古典派の理論です。
しかし、1936年に《雇用・利子および貨幣の一般理論》によってケインズがこれに意義を唱えました。ケインズによると貨幣には上記の他に「一般に許容されうる信用」が必要であるとし、このため未来の資産価値が低下すると(皆が)考えると資産を貨幣化しようとする動きがおき、結果として景気が悪くなるといった景気循環がおきます。もちろん逆もあるのですが、これをコントロールするための政府の役割が重要であることを説きました。
日本のようにデフレ(≒景気悪化)が進んでいる(いた?)状況では政府による減税、貨幣発行、公共投資が非常に効果的なのですが…、なぜか日本政府はまるっきり逆のことをやってしまいました。古典派の呪いって奴でしょうか。経済政策…特に貨幣政策に関してはここ20年ほど日本政府は失策ばかりです。日本の官僚がそれほど無能だとも思えないので、何らかの外交圧力の中、逆にこれだけで踏ん張っていると考えるのは前向きすぎでしょうか?もっとがんばってほしいものですが。
そして台湾も、馬英九政権になってからの経済はダメダメです。かといって野党の民進党によい経済ブレーンがいるかといえばそうでもなさそうなのが痛いのですが…。台湾経済も結構ながけっぷち(健康保険が破綻しそうだったり)なので、今後の動向から目が離せません。先週の台湾株式市場は"歴史上最大の下げ幅"を記録するなどいいとこなしです。臺灣證券交易所→大盤走勢圖(株価チャート)の年、季、月を選択して2015年8月24日前後の線をチェックして見ましょう。ドカンと落ち込んだ珍しい株価チャートを見られます。「更多>>」をクリックして見られるその他の指標も8月24日を境にまったく別の様相です。
学生時代以来に台湾証券市場のサイト覗いてみましたが、やっぱり上海株(00633L)が売られまくってますね…。5月から半値以下に下がってます。
台湾人ともある程度仲良くなったら「日本の景気どう?」なんて聞かれる事もあるので、もしもの時のためにきちんと答えられるようにしておいた方がよいかもしれません。実学としての経済学も面白いですよ!
というわけで、今回はタイ風の調味料『泰式酸甜辣酱│タイ式甘辛ソース』です。
水 ……… 180cc
トウガラシ ……… 3本
レモン汁 ……… 60cc
砂糖 ……… 大さじ2
ナンプラー ……… 小さじ2
水溶き片栗粉 ……… 小さじ1/2
[作り方]
1.トウガラシをみじん切りにする。
2.鍋に水を入れて沸騰させたら、作り方1のトウガラシ、レモン汁、砂糖、ナンプラーを加えてよく混ぜ合わせる。最後に火を止めて水溶き片栗粉でとろみを付けたら完成。
Point!
レモン汁、砂糖、水溶き片栗粉の代わりに、檸檬ジャムを使うとより本格的です。檸檬ジャムを使うと加熱せず混ぜ合わせるだけで作れます。
更に味を深めたい方は、このソースを大さじ6に対して、すりおろしショウガ 5g、すりおろしニンニク 1個、塩 少々、ごま油 少々を混ぜ合わせ、一度加熱してみてください。ソースだけでご飯が食べられるほどのおいしさです。
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