近くのスーパーで海瓜子売ってませんでした。明日にでも海鮮市場行ってきます。
またまた福建料理から。『燴海參│ナマコあんかけスープ』のレシピを紹介します。その名の通り、ナマコを使ったとろみの付いたスープです。台湾でも食べられます。
ナマコを使った中華料理は広東省や福建省、台湾など中国南部の海岸沿い地域に多く有ります。日本でも古来から食用にされてきた歴史があり、日本産のナマコは今でも中国に盛んに輸出されています。
日本の市場に流通するものはほとんどがマナマコという種だそうで、しかも近年漁獲されるほとんどが乾燥ナマコに加工されて中国に輸出されているそうです。ナマコは漁獲も簡単なので漁師の言い副収入になっているといいますが、乱獲による資源減少も懸念されています。
筆者の得意先である漢方問屋ではたくさんの乾燥ナマコが量り売りされています。滋養強壮の薬物・食材として人気が有り高級品です。半養殖は難しくないようなですが、まだまだ普及していないそうなので台湾のどこかの海岸線で実験してみても良さそうですね。
[材料]
ナマコ ……… 450g
豆腐 ……… 1丁
ニラ ……… 10g
ネギ ……… 10g
ショウガ ……… 10g
タマゴ ……… 1個
中華スープ ……… 600cc
[調味料]
醤油 ……… 大さじ1
味の素 ……… 小さじ1/2
水溶き片栗粉 ……… 大さじ3
胡椒 ……… 少々
ごま油 ……… 少々
[作り方]
1.豆腐を2cmのさいの目に切る。ニラ、ネギ、ショウガを細かくみじん切りにする。
2.ナマコの腹を割いて内臓を取り出し、よく洗ってから輪切りにする。
3.熱した鍋に大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、ネギとショウガを炒めて香りを出す。続いて作り方2のナマコを入れ、中火でナマコから水気が出てこなくなるまで炒める。
4.作り方3の鍋に中華スープを入れ、沸騰したら豆腐を加える。そのまま弱火でナマコが柔らかくなるまで20分ほど煮込んだら、醤油、味の素を加えて味を整え水溶き片栗粉でとろみをつける。溶いた卵を高所から流し込みよくかき混ぜたら、ニラ、胡椒、ごま油を散らして完成。
Point!
本場福建省や台湾ではバイカナマコ Thelenota ananas (中国語で梅花參)を使って作ります。食用ナマコは日本の方が種類が多いのですが、市場に流通するものはほとんどがマナマコ Apostichopus japonicus (たぶん数年以内に学名が変わりそうです)だそうです。沖縄くらいまで南下するとかなりの種類のナマコが食べられるようです。好きなものを使いましょう。
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