2015年7月15日水曜日

果醬糖醋肉片│豚肉の中華風炒め

難易度:☆ 調理時間:一瞬
暑い夏は甘酸っぱい料理で食欲を増しましょう。『果醬糖醋肉片│豚肉の中華風炒め』のレシピです。『酢豚』のような甘酸っぱい料理で、レシピでは果物とジャムを使って甘みと酸味を加えています。

日本の一部を襲う猛暑は台湾でもニュースになっています。人間は高温多湿の環境が長時間続くと体調を崩し、いわゆる「夏バテ」の状態になってしまいます。日本と高温多湿の気候が良く似ている台湾でも他人事ではなく、昔からどうやってこの夏バテを克服するかは中国医学の大きなテーマでした。

夏バテは基本的に自律神経の失調→胃腸機能の低下、もしくは自律神経の失調→発汗機能の異常の二つの原因によって起こります。大本である自律神経の失調は古くは水分摂取の不足、現代では室内外の温度差によって引き起こされることが多く、これを食事でどうにかしようというのが薬膳の考え方です。

人間の体とは不思議なもので、胃腸機能に異常があるときはそれを正すように味覚が変化します。汗をかくと自然と喉が渇くように、ほとんどすべての夏バテの人が「酸っぱいもの」を食べたがるようになるのです。若い人なら「炭酸飲料」が糖分も補給できてピッタリなのですが、炭酸飲料を目の敵にする方は「酢」を上手に使って料理を作りましょう。

また豚肉には糖質の代謝を助けるビタミンB1が豊富に含まれています。糖質、酸味、ビタミンB1、そして適度な野菜と、夏バテに理想的な今回の『果醬糖醋肉片│豚肉の中華風炒め』。ぜひお試しください。



[材料]
豚肉 ……… 150g
タマネギ ……… 100g
ピーマン ……… 150g
ニンニク ……… 1個
ショウガ ……… 5g

[調味料]
果物ジャム ……… 大さじ3
酢 ……… 大さじ1
醤油 ……… 大さじ1
酒 ……… 大さじ1
塩 ……… 少々
胡椒 ……… 少々
片栗粉 ……… 小さじ1

[作り方]
1.豚肉をうす切りにし、塩、胡椒、片栗粉をまぶしておく。

2.タマネギとピーマンを食べやすい大きさに切り分ける。ニンニクとショウガをみじん切りにする。果物ジャム、酢、醤油、酒を混ぜ合わせてソースを作っておく。

3.熱したフライパンに適量のサラダ油(分量外)をひき、ニンニクとショウガを炒めて香りを出す。続いてタマネギとピーマンを加えて火が通るまで炒める。火が通ったらすべての材料を取り出しておく。

4.作り方3のフライパンに適量のサラダ油(分量外)を足し、作り方1の豚肉を火が通るまで炒める。続いて作り方3で取り出しておいた野菜を加え混ぜ合わせる。最後に作り方2のソースを加えて材料と混ぜ合わせたら完成。

Point!
火加減は最初は強火、最後は中火になるよう調節しましょう。最後まで強火だとジャムが焦げます。

黒酢が手に入る方はそちらを使いましょう。果物酢でもかまいません。


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