鳳凰│鳳凰(フォンファン)マンゴー
屏東縣高樹鄉の農家賴清文氏が近年開発した新種のマンゴー。現在生産している農家は開発者の賴清文氏が経営する一箇所だけという極めて生産量の少ない品種である。
もともと電気技師であった賴清文氏は妻の徐沛筠氏とともに高樹鄉の農場を購入しマンゴーの栽培を始めた。10数年かけて土芒果にアーウィン種や金煌などの枝を接木し、接木した枝に更に別の種を接木するなどの工夫を重ね金煌の大きさ、アーウィン種の美しさ、土芒果の強健さ、そしてなんと冬に結実するという特徴を持つ新種のマンゴーを作り出し、「鳳凰」と名付けられた。
現在単一の農家でしか栽培されておらず、出荷量は限られている。完全に有機栽培方式で育てられており、中華有機農業協会からの有機生産証明も取得している。生産量に関するデータはない。
旬は2-3月。成熟した果実は全体が暗紅色になる。
冬季の市場に出回る果実の重量は500g前後、大きさは長さ約18cm×幅約9cm×厚さ約8cm。糖度、酸度に関するデータはない。
台湾のスーパーでは一個150-200元(約350元/kg)。台湾で冬に売られている赤いマンゴーを見かけたらこの種である。
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