台湾の名菜から。今回はちゃんと自宅で作れる『干貝芥菜│カイランと貝柱炒め』のレシピを紹介します。カイランが手に入らなければレタスやキャベツで作ってみましょう。貝柱のうま味とカイラン独特のほろ苦さを堪能できる料理です。
台湾野菜の「芥菜」は日本の白菜ほどによく使われます。中国語の正名は「芥藍」で、芥蘭とも書かれます。日本ではカイラン、カイランサイ、チャイニーズブロッコリーとも呼ばれ、日本でも産地付近ではスーパーに並ぶようになってきているようです。台湾や中国大陸部では数十年前から栽培されており、広東、福建地方ではサラダや炒め物に人気のある野菜でが、日本で栽培が始まったのはここ数年、まだまだ生産量が少ない高級野菜の一つです。
インドネシアでは「Kailan」、タイは「Phak khanaa(คะน้า)」と呼ばれ、中国と同じように食用にされます。インドネシア語はもちろん中国語(広東語)がそのまま伝わったものです。
アブラナ科ですが耐暑性があり栽培が容易なので、九州あたりに住んでいる人は台湾などで種を手に入れて栽培に挑戦してみても良いでしょう。
[材料]
カイラン ……… 600g
干し貝柱 ……… 40g
トウガラシ ……… 2g
[調味料]
味の素 ……… 5g
塩 ……… 少々
[作り方]
1.カイランをよく洗い、3-4cmの長さのぶつ切りにする。トウガラシの種を抜き、千切りにする。
2.干し貝柱を水に浸けて戻し、蒸し器で5分ほど蒸して火を通す。火が通ったら取り出して荒熱をとり、搗き崩して繊維を分けておく。
3.フライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)を熱し、トウガラシを色が深くなるまで炒める。続いて干し貝柱、カイランを加えて小火で約5分ほど炒める。最後に味の素と塩で味を整えて完成。
Point!
カイランの茎はアスパラガスのような食感です。アスパラガスで作ってみるも良いかもしれません。
広東料理では味の素と塩の代わりにXO醤で味付けします。家にある方はぜひ。
カイランは貝柱意外にもエビやイカなどの海鮮との相性がばっちり。レシピのように炒めるだけでいろんな料理が作れます。
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