2015年4月17日金曜日

XO醬炒蘿蔔糕│ダイコン餅のXO醤炒め

難易度:☆ 調理時間:一瞬
続いく潮州菜シリーズ。今回は『XO醬炒蘿蔔糕│ダイコン餅のXO醤炒め』のレシピです。どちらかというと普通の広東料理です。材料さえ揃っていればあっという間に作れます。

この料理で使う『ダイコン餅』の作り方はこちら

ダイコン餅は通販でも買えます。


何度か紹介している中国八大菜系をその下位分類までまとめてみたいと思います。まずは八大菜系とその下位分類をざっと紹介してみます。下位分類は他の分類方もあるので一概には言えませんが、大体こんな感じになります。潮州料理が何処にあるか確認してみましょう。

鲁菜 山東料理
済南菜・胶東菜・孔府菜
川菜 四川料理
蓉派川菜・渝派川菜・塩帮菜
粤菜 広東料理
広府菜・潮州菜・東江菜・順德菜
蘇菜 蘇州料理
淮楊菜・金陵菜・蘇帮菜・徐海菜・無錫菜
閩菜 福建料理
福州菜・漳州菜・厦門菜・泉州菜・莆田菜
浙菜 浙江料理
杭帮菜・寧波菜・紹興菜・温州菜
湘菜 湖南料理
湘江菜・洞庭菜・湘西菜
徽菜 安徽料理
沿江菜・沿淮菜

いかがでしょうか?日本人になじみのある料理は四川、福建、広東料理くらいでしょうか?『北京ダック』に代表される北京料理や、このブログで紹介している台湾料理は上記の八大菜系には入らない「其他菜系」に分類されます。以下に其他菜系に分類される料理をざっとまとめてみます。

京菜 北京料理
津菜 天津料理
遼菜 遼寧料理
豫菜 河南料理
鄂菜 湖北料理
赣菜 江西料理
吉菜 吉林(及び黒竜江)料理
黔菜 貴州料理
滇菜 雲南料理
客家菜 客家料理
清真菜 イスラム料理
台湾菜 台湾料理

とまあこんな感じです。台湾料理は歴史的に福建料理の漳州菜、泉州菜、そして広東省の潮州菜に強い影響を受けています。

普通に日本に住んでいると、中華料理のレストランに足しげく通ったところで口にする機会があるのはこれらのごく一部に過ぎません。仮に中国に住んでいてもその地域の料理をほぼ毎日口にすることになります。が!台湾ではこれらの料理の半分以上を(多少アレンジされていますが)堪能することができるのです!台湾が食の都と呼ばれる理由が分かってもらえたでしょうか?食べたい料理があれば、「台北 ○○菜 餐廳」などのキーワードで検索してみましょう。

それではレシピです!


[材料]
ダイコン餅 ……… 400g
ネギ ……… 50g
トウガラシ ……… 1本
卵 ……… 1個

[調味料]
醤油 ……… 大さじ1
XO醤 ……… 大さじ2

[作り方]
1.ダイコン餅を大きなさいの目に切る。ネギはうす切りにする。トウガラシの種を抜いて千切りにする。

2.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(油)をひき、ダイコン餅を軽く焦げ目が付くまで炒めて火を通す。

3.作り方2のフライパンのダイコン餅に火が通ったら、ダイコンもちを片側に寄せる。開いたスペースに溶いた卵を流し込んで手早くかき混ぜながら焼いて火を通し、最後にダイコン餅と混ぜ合わせる。

4.作り方3のフライパンに、ネギ、トウガラシ、すべての調味料を加え、よくかき混ぜて味を調えたら完成。

Point!
材料を切って炒めるだけの簡単料理です。特にポイントはありませんが、冷凍などして保存したダイコン餅はきちんと解凍してから使いましょう。


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