台湾のタイ料理レストランでは定番の一品『泰式檸檬魚│タイ風蒸し白身魚のレモンソース和え』のレシピを紹介します。シンプルな蒸し料理ですがそのままレストランで通用するほどおいしいんです!
この料理は台湾市内各地にあるタイ料理レストランで必ずといっているほどメニューに載っているメニューです。タイという台湾と同じ東南アジアの国の料理が出てきたので、今回は台湾とタイの貿易について簡単にまとめて見ましょう。
2013年のデータを見ると台湾の総輸出額はFOBベースで3054億4100万ドル、そのうちASEANへの輸出額は587億800万ドルでほぼ20%を占めます。そのうちタイへは63億3600万ドル(全体の約2%)となっています。
総輸入額はCIFベースで2698億9700万ドル、うちASEANからは326億0500万ドル、タイからは37億5200万ドルとなっています。輸出の方が多いので貿易黒字の国ですね。(日本とは恒常的な輸入超過の状態にあり慢性的な貿易赤字です。)
台湾は世界中の電子部品製造基地だけあって各国へ輸出する品目の上位ほとんどが電子機器類となっています。実はタイへの輸出もほとんどがこれなのですが時系列で見ると少し減少傾向にあるのです。これは中国の新興企業の台頭によるもので、タイにおけるシェアをわずかながら奪われてしまった形になっています。
台湾政府ももちろん黙っていません。2013年末にはシンガポール、ニュージーランドとFTA(自由貿易協定)を結び、ほとんどの品目で即時関税撤廃が行われました。ASEANへはシンガポール経由で、南洋諸国にはニュージーランド経由での輸出拡大に本腰を入れることにしたのです。
ただ中国の新興企業も新たな手を打ってくるでしょうから、結局はやはり「需要と供給」がどこかでバランスすることとなるでしょう。
台湾を巡る経済状況はここ十年でめまぐるしく変化しました。また特にアジア諸国の経済成長が軒並み鈍化していることから、これからの十年は更に大きな変化を迎えることでしょう。今のところ貿易政策に関して悪手は売っていないように見える台湾ですが、国民感情を無視して中国よりの政策ばかり取り続ける大統領の支持率が10パーセント以下という体たらくですからね。投資家は薄い氷の上を歩くようなどきどきの経済発表をしばらく見守るしかないということになりそうです。
それではエスニックな風味香る『泰式檸檬魚│タイ風蒸し白身魚のレモンソース和え』をお楽しみ下さい。
[材料]
白身魚 ……… 1匹(約400g)
レモン汁 ……… 大さじ2
ニンニク ……… 3個
トウガラシ ……… 適量
[調味料]
ナンプラー ……… 大さじ2
酢 ……… 大さじ1
砂糖 ……… 小さじ1
[作り方]
1.白身魚の下ごしらえをし、身に十字に切れ込みを入れておく。ニンニクとトウガラシはみじん切りにしてすべての調味料と混ぜ合わせておく。
2.作り方1の白身魚を耐熱の容器に乗せ、同じく作り方1で作ったソースをかけてラップをする。容器ごと蒸し器にかけ、中火で12分加熱したら取り出してラップを外す。
3.作り方2の白身魚の上からレモン汁をかけて完成。
Point!
本来はコリアンダーの葉をちぎったものを乗せて食べます。食べられる方は準備して調理に使いましょう。
ナンプラーの代わりに醤油とみりんを使うと和風の味わいになります。
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