西洋風のオーブンを使った『茄汁米豆烤豬排骨│ササゲと豚バラ肉のケチャップ焼き』のレシピを紹介します。
この料理で使う「米豆」とは中国語でササゲの豆を意味します。ササゲは学名を Vigna unguiculata といい、アズキも同じササゲ属に属します。その昔の武士階級の人々には煮ると皮が破れてしまうアズキを切腹に通じるとして避けられ、代わりにササゲが使われていました。
ササゲは非常に熱さに強い種で、赤道直下の国々でも栽培が可能です(その代わり寒さには弱いです…)。アフリカでも生育しており、かつての奴隷らによりアメリカに持ち込まれソウルフードとして定着したという歴史もあります。
中国語では植物としてのササゲを「豇豆(Jiang1 dou4)」と呼び、食用にする豆を「米豆」などと呼びます。台湾や中国海南、福建、広東、また東南アジア諸国で非常によく食べられている野菜の一つです。餡としても加工され様々な中華菓子にも使われています。
ただ…、赤い色の付いた品種も多く出回っており、それらはほとんどがアズキと混同されて売られています。豆の形をよーく見ると分かるんですけどね。
それではレシピです。ケチャップとマメはなかなか相性が良いので、いろんな料理で試してみてください。
[材料]
骨付き豚バラ肉 ……… 300g
パプリカ ……… 1個
ササゲ ……… 100g
[調味料1]
オリーブオイル ……… 小さじ1
塩 ……… 少々
胡椒 ……… 少々
[調味料2]
ケチャップ ……… 大さじ4
バター ……… 15g
ドライパセリ ……… 少々
[作り方]
1.ササゲを水に1時間浸けておき、フライパンで指で潰せる位の柔らさになるまで煮ておく。
2.作り方1のフライパンの水を捨て、すべての調味料2を混ぜ合わせたものをササゲに加えて水気がなくなるま煮る。
3.骨付き豚バラ肉を切り分け、調味料1を混ぜ合わせたものに30分ほど漬けておく。
4.パプリカを食べやすい大きさに切る。
5.耐熱の容器に作り方3の骨付き豚バラ肉とパプリカをのせ200度に熱したオーブンで25分焼き上げる。パプリカに火が通ったら先に取り出しておく。
6.作り方2のササゲを器の底に敷き詰め、上に作り方5で火を通したパプリカと骨付き豚バラ肉を乗せて完成。
Point!
パプリカ以外の野菜を加えてもよいでしょう。ニンニクやニンジンがおすすめです。
レシピではドライパセリを使っていますが、他の香辛料を肉にまぶしたりしてもよいでしょう。ローズマリーやクローブを加えたり、胡椒を増やしてもおいしく作れます。
ササゲはいろんな部分を食用に出来ますが、このレシピではマメを使います。
0 件のコメント:
コメントを投稿