中国東北地方の家庭料理を薬膳風にアレンジした『山藥烙餅│ヤマイモケーキ』のレシピを紹介します。小豆餡にヤマイモを練りこんで作る薬膳菓子の手法を使って作ります。
『烙餅』は中国東北地方発祥の料理で、中に肉や野菜、小豆など様々な餡を包んで作ります。台湾でも売られているので興味がある方は探して食べてみましょう。
実は『烙餅』と呼ばれる料理は各地に伝わっていますが、それぞれの地域でまったく作り方が違います。北京周辺では小麦粉を水で練って作った非常にシンプルなものが売られていますが、東北地方ではネギやニラ、ゴマなどを生地に練りこんで作ったりもします。他にもカレーに添えるナンのような『烙餅』、中に餡を包んだ『鳳梨酥│パイナップルケーキ』のような『烙餅』、『包子│肉まん』のような『烙餅』もあります。地域によってまったく形態が異なるのが、面白い料理です。
「小麦粉を水で練って、何か好みのものを包んでフライパンで焼く」 なら『烙餅』と呼んでもよいのかもしれません。つまりアレンジの幅は無限大です(笑)。
[材料]
ヤマイモ粉 ……… 120g
バター ……… 100g
卵 ……… 1個
小麦粉 ……… 250g
砂糖 ……… 60g
スキムミルク ……… 100g
小豆餡 ……… 370g
[作り方]
1.ヤマイモ粉を同量の水(分量外)と混ぜ合わせ、蒸し器で15分蒸して火を通しておく。これを綿布などで絞り、半量の砂糖と小豆餡とよく混ぜ合わせる。餡の完成。
2.ボウルに常温に戻したバター、卵、半量の砂糖を入れよく混ぜ合わせる。続いて小麦粉、スキムミルクを加えてよく混ぜ合わせ生地を作る。ボウルにラップをし、冷蔵庫で1時間ほど寝かせておく。
3.冷蔵庫から生地を取りだして6等分する。まな板に打ち粉(分量外)をして生地を平たく延ばしたら中央に餡をのせて包む。厚さ2cmほどに成形する。
4.表面に軽く焼き色が付くまで作り方3の生地を焼いたら、適当な大きさに切って(→Point参照)アルミホイルに包む。オーブントースターでアルミホイルに包んだまま10分ほど焼いたら完成。
Point!
そのままトースターに入るなら切らなくても問題ありません。
小豆餡をすりおろしたサトイモ(タロイモ)で作ると『山藥芋泥烙餅』という料理になります。材料があれば試して見ましょう。
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