手軽に作れる『生炒花枝│イカとタケノコ炒め』のレシピを紹介します。材料に餡かけをかけるだけで作れます。
「花枝」はコウイカを指すのは以前の記事お伝えしたとおり。料理名には「花枝」と明記されていますがもちろんヤリイカを使っても作れます。
生のイカの身にアツアツのあんかけを掛けて一瞬で火を通すという面白い作り方の料理で、餡かけの量を増やして、イカと一緒にオコゲなどにかけてもおいしいでしょう。長崎風の皿うどんと合わせてもおいしそうです。
古くから何でも食べるといわれる中国人ですが、ことイカ食の歴史に限っては日本の方が圧倒的に長いのはご存知でしたか?中国人がイカを食べるようになったのは明、清の時代からですが、日本では原始時代から生、焼、漬、茹、煮、干など様々な調理方法でイカ、タコを食べてきました。もっとイカを使った新しい和食が増えてくるといいですね。
ちなみに一部のイカ類は空を飛びます。冗談でもなんでもなく本当に海面から飛び出し、かなりの距離を飛行するのです。海に空に、そして陸(料理)に栄えるイカ類をおいしく調理してください。
[材料]
イカ ……… 1杯
(普通はコウイカを使うがヤリイカでもなんでもよい)
タケノコ ……… 半本
ネギ ……… 2本
ショウガ ……… 10g
ニンジン ……… 15g
[調味料]
醤油 ……… 大さじ1
酒 ……… 大さじ1と1/2
酢 ……… 大さじ1と1/2
砂糖 ……… 大さじ1と1/2
ごま油 ……… 適量
水溶き片栗粉 ……… 小さじ1
[作り方]
1.タケノコはアクを抜き、火を通しておから薄切りにしておく。イカは皮を剥くなどの下処理をし、内側に交互に飾り包丁を入れて食べやすい大きさに切っておく。ネギはぶつ切りにする。ショウガとニンジンは薄切りにする。
2.熱した鍋に大さじ3のサラダ油(分量外)をひき、 ネギ、ショウガ、ニンジンを入れて香りが出るまで炒める。水溶き片栗粉以外の全ての調味料を加え強火で沸騰させたら、最後に火を止めて水溶き片栗粉でとろみをつける。器にタケノコと生のイカを盛り付け、上からアツアツの餡かけを掛けて完成。
Point!
イカは刺身で食べられるくらいの新鮮なものを使いましょう。
この料理で使う餡かけを特に『五柳羹』と呼びます。砂糖、酢を使って甘酸っぱく作るのが特徴で、海鮮類とよく合います。
レシピで使ったタケノコとニンジン以外にも、白菜、ピーマン、トウガラシ、セリなどを使って作ることもあります。好みの野菜を数種類使って作りましょう。
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