アジアンカレーシリーズ第7弾!久しぶりに中華に戻ってきました!今回は香港の『咖哩魚丸│香港風カレーつみれ』のレシピを紹介します。カレー…というよりはカレー風中華料理といった方がいいかもしれません。香港の名物料理の一つです。『咖哩魚蛋』とも書かれます。
香港では毎年50トン以上の『咖哩魚丸』が消費されているそうです。香港の住人一人当たり70kgほど…、観光客が多いので実際はずっと少ないのでしょうが、それでもかなりの量ですね。ショッピングモールや屋台など、あらゆる場所で食べることができます。
それでは香港の基本情報行ってみましょう。
Hong Kong Special Administrative Region of the People’s Republic of China(中華人民共和国香港特別行政区)
(正式名称長いですね…。)
1842年に南京条約によって清朝からイギリスに割譲され、1997年に中国に返還されました。返還後50年、2047年までは中国から世界でも非常に珍しい一国二制度、本国とは異なる行政、経済、法律などの権限を付与されており、中国とは別枠で国際会議などに独立して出席することができます。
面積は東京23区の2倍ほどで、人口が710万人前後。平地が少なく世界有数の高い人口密度を誇ります。台湾、シンガポールなどと並んで出生率は世界最低水準です。正式な公用語は中国語(普通話)と英語ですが、準公用語として全地域で広東語が通じます。
ロンドン、ニューヨークと並ぶ世界三大金融中心のひとつとされ、世界中の金融機関、投資会社が香港にアジアの金融本部を持ちます。2014年の世界都市ランキングではニューヨーク、ロンドン、パリ、東京についで世界第五位にランクされています。その他の都市ランキングでも東京やシンガポールと毎年アジアのトップを争っており、競争力の高さがうかがえます。
日本人にとって香港といえば「ブルースリー」、「ジャッキーチェン」に代表される香港映画がもっとも有名でしょうか。特に80年代から90年代にかけて日本中の男性がジャッキーチェンのアクションに魅了されました。また世界有数の観光都市でもあり、毎年2000万人以上の観光客が訪れます。返還後から現在まで順調に経済発展を続けており、東京と並んでファッション・サブカルチャーの発信地としても有名です。
広東料理をベースとした香港料理は「飲茶(ヤムチャ)」として日本でも人気です。そんな香港を代表するカレー料理『咖哩魚丸│香港風カレーつみれ』は、スパイスを使わず、醤油を使ってカレー粉で作ったりと日本人にも懐かしい風味が特徴です。とても簡単に再現できますので、ぜひお試しください。
[材料1]
魚つみれ ……… 300g
[材料2]
エシャロット ……… 120g
ショウガ ……… 60g
ニンニク ……… 8個
[材料3]
ココナッツミルク ……… 250cc
水 ……… 450cc
カレー粉 ……… 大さじ5
[調味料]
醤油 ……… 大さじ2
塩 ……… 小さじ1/2
砂糖 ……… 小さじ1と1/2
[作り方]
1.鶏肉は一口大に切り分ける。エシャロット、ショウガ、ニンニクは皮を剥いてみじん切りにする。
2.熱した鍋に大さじ5のサラダ油(分量外)をひき、すべての材料2を炒めて香りを出す。
3.作り方2の鍋に材料3と調味料を加えて沸騰させ、続いて魚つみれを加えて火が通るまで5-10訃音ほど煮込んだら完成。
Point!
水の代わりにチキンブイヨンを使ったり、昆布出汁を使うと旨みが増します。
出来上がったつみれとスープを小皿に移し、蒸し器で保温しておくお店もあるそうです。1-2時間、加熱しておけばつみれの芯まで味が染みるので、興味がある方はお試し下さい。
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