台湾ではおなじみの野菜料理『空心菜│クウシンサイ炒め』のレシピを紹介します。空心菜とは料理に使う野菜の名前ですが、そのままメニューの名前としても使われます。
空心菜は別名を蕹菜ともいい、学名を Ipomoea aquatica といいます。学名からピンと来た方はご名答、サツマイモ属の植物で、葉の形以外はとてもよく似ています。種小名の aquatica は水辺によく生育するの意味です。漢名の「空心菜」は茎の中が空洞になっていることから名付けられています。というわけで、水辺に生える+茎が空洞=水に浮くという性質を持っており、水耕栽培も可能です。湿地の浄化などにも使われている有用な植物なのです。
塩分をよく吸収する性質があり、水気が多くても大丈夫、寒いと育っても種をつけないという特徴があるので、近年津波被害によって塩害を受けた場所の土地浄化に役立つのではないかと注目されています。もちろん暖かい場所の方がよく育ち、台湾でもたくさん栽培されています。
空心菜は中華料理では広く一般に使われる食材で、近年日本でもよく食べられるようになってきました。どこの熱炒店でも注文できる定番料理の一つで、家庭料理としても人気です。とても簡単ですので、作り方を覚えておきましょう。
[材料]
空心菜 ……… 500g
ニンニク ……… 50g
[調味料]
醤油 ……… 大さじ1/2
塩 ……… 小さじ1/2
味の素 ……… 少々
ごま油 ……… 大さじ1
酢 ……… 少々
(好みで入れてください)
[作り方]
1.空心菜をよく洗い、10cmほどの長さに切り分ける。ニンニクは皮をむき、包丁の背などで叩いて砕いておく。
2.熱した鍋に適量のサラダ油(分量外)をひき、空心菜、ニンニク、その他の調味料を全て加えて炒める。よくかき混ぜながら炒め、全体に火が通ったら完成。
Point!
もっとシンプルに醤油、味の素を使わず、ニンニク、塩、ごま油だけで作る方法もあります。
冷えるとべしゃっとするので、熱いうちに食べてしまいましょう。
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