2014年2月6日木曜日

四果甜湯│四種の干しフルーツスープ

難易度:☆☆ 調理時間:30分以内
台湾内省人の故郷の一つ福建省泉州の伝統料理『四果甜湯』のレシピを紹介します。伝統的な中国のデザートです。

泉州の結婚や誕生日などの慶事で最後に出される定番デザートがこの『四果甜湯』です。本物は「冬瓜糖」というちょっと特殊な材料を使うので日本では完全再現が難しいのですが、そこは適当にアレンジしちゃいます。一つ一つの材料に祝福吉利の寓意が込められており、とてもおめでたい料理です。

台湾では豆花などの店で『四果湯』という似た名前のデザートを食べることができますが、こちらは四種類の材料を使ったデザートというだけで泉州の『四果甜湯』とは別物です。名前から同じルーツの料理だと思うのですが、台湾ではずいぶんと思い切ってアレンジされているようです(笑)。

記事では最も一般的な(オリジナルに近い)レシピを紹介していますが、各自で好きな材料を使ってアレンジしてみてください。


[材料]
大棗 ……… 50g
桂円 ……… 100g
干し柿 ……… 10g
冬瓜 ……… 50g
水 ……… 1500cc

[調味料]
砂糖 ……… 300g

[作り方]
1.桂円の殻をむく。干し柿は千切りにする。冬瓜は千切りにしておく。

2.沸騰したお湯に総ての材料と砂糖を加え、15分ほど煮込んだら完成。

Point!
台湾風に作るなら、大棗、桂円、干し柿、冬瓜がタロイモ、タピオカ、白玉、パイナップル、仙草凍、小豆、スイカなどのまったく別の材料に変わります。好きな材料四種を適当に組み合わせてシロップで煮込んでたべましょう。

本来は冬瓜の砂糖漬け「冬瓜糖」という材料を使います。日本では自作する以外ではまず手に入らないので、別の材料を使うなどしてください。

熱いうちに食べるデザートですが、夏場は冷やして食べてもおいしいです。冷たくするときは適量の氷にスープを注いで冷やして食べます。

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