本日は家庭で作る『豆漿│豆乳』のレシピを紹介します。台湾の朝ご飯に欠かせない新鮮な豆乳を再現します。明日から豆乳を使ったいくつかの料理を紹介しますので、お楽しみに。
現在は台湾の朝食として欠かせなくなった豆乳ですが、もともとは華北地方の伝統的な軽食でした。これが台湾でこれだけ広まることになったのは、戦後永和市(現在の新北市永和区)で開店した「世界豆漿大王」が全国にチェーン展開したためだそうです。「世界豆漿大王」の本店は今もMRT頂渓駅の近くにあり、台北市内に支店もいくつかあります。店舗の数は「永和豆漿大王」という別のチェーン店の方が多いため、こちらの方がなじみがあるかもしれません。どちらも夜遅くまで営業しているので簡単な夜食を食べるには最適です。台湾旅行時にみかけたらオリジナルの豆乳の朝食も挑戦してみましょう。
台湾人にとっての豆漿(と油條)は日本人にとってのご飯と味噌汁のようなものかもしれません。現代の若者が毎日食べるものではないかもしれませんが、思い出すだけでどこか懐かしさを覚えるような懐かしい料理なのでしょう。
ちなみに原料となる大豆は100%アメリカ産で、おそらく遺伝子組み換え済みです(笑)。健康を気にするなら日本の国産大豆を使ってチャレンジしてください。
大豆は夜寝る前に仕込んでおけば、翌朝新鮮な豆乳を飲むことができます。明日はこの豆乳を使ったプリンを作ります!大豆を買って仕込んでおきましょう。
[材料]
大豆 ……… 300g
水 ……… 3000cc
[調味料]
塩 ……… 適量
砂糖 ……… 適量
[下準備]
1.傷ついたり形の悪い大豆を取り除き、水にさらして雑物を取り除く。
2.大豆をボウルなどに入れ、大豆が全て浸かる量の水を加えて常温で8時間以上放置する。
[作り方]
1.下準備した大豆をザルで漉して軽く洗い、1500ccの水と共にミキサーに入れてすりつぶす。
2.綿袋などで雑物を漉して鍋に入れる。残りの水1500ccを足して加熱し沸騰させる。表面が泡だったら吹きこぼれないように気をつけながら10分ほど加熱し、再びザルで漉して好みの量の調味料を加えて完成。
Point!
砂糖を加えると『甜豆漿』、塩を加えると『鹹豆漿』と呼びます。何も加えないプレーンな豆乳も大豆の風味が生きていて美味しく飲めます。
布で漉した後の残渣が「おから」です。油で揚げて『豆酥』を作り、少量の醤油と混ぜて味付けすれば中華調味料として使えます。
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