明けましておめでとうございます。今年も甘口男をよろしくお願いします。
本日のレシピは『雞肉凍│鶏肉のコラーゲンゼリー』です。台湾でも高級レストランなどの前菜として食べらるます。これを炊飯器を使って家庭でも再現してみましょう。
コラーゲンは鶏皮や豚皮に豊富に含まれ、人体の総蛋白質の約30%を占めます。消化管から吸収されたコラーゲンはそのまま吸収されるわけではなく、酵素によってアミノ酸にまで分解されて体内に取り込まれます。運動用のプロテインの方がアミノ酸スコアは高いと思うので、そちらを採った方が体にも美容にもよいと思うのですが、不思議と美容にはコラーゲン、運動にはプロテインなどとすみわけが行われているようです。恐るべし広告の力…。
ちなみにプロスポーツの選手など、日常的に激しい運動をする人は通常の食事から採るタンパク質だけでは栄養素が不足します。プロテインの存在しなかった一昔前の運動選手と現在の運動選手の体つきを比べてみれば、その差がよく分かることでしょう。
ちなみに人体でもっともエネルギーが必要な器官は脳です。よく人は脳の機能の3%しか使っていないといわれますが、仮に脳がその機能を100%発揮したら人間は一瞬で餓死してしまいます。脳の潜在消費エネルギーは小型の変電所の可処理電力くらいあるそうです。脳や運動機能の進化に消化管の進化が追いついていないのですね。今後人間が進化することがあれば、多様な栄養素を今よりもすばやく、大量に消化し利用できるようになるのかもしれませんね。
今回の料理はコラーゲンたっぷり、コラーゲンが推計で100g以上入った料理で、美容にも、ダイエットにも最適な絶品料理です。炊飯器だけで作れるので、ぜひ日本でもお試しください。
[材料]
鶏もも肉 ……… 1本
鶏皮 ……… 300g
ネギ ……… 15g
シイタケ ……… 3個
ニンジン ……… 30g
水 ……… 650cc
[調味料]
塩 ……… 小さじ1/2
砂糖 ……… 小さじ1/2
酒 ……… 大さじ1
胡椒 ……… 少々
[作り方]
1.鶏もも肉と鶏皮をよく洗い、沸騰したお湯でサッと茹でてアクを抜いておく。鶏もも肉の骨を抜き、食べやすい大きさに切っておく。
2.鶏皮を炊飯器に入れ、400ccの水を加えてスイッチを入れる。続いて作り方1の鶏もも肉、ネギ、千切りにしたシイタケ、千切りにしたニンジン、全ての調味料を入れて残りの水を加え、再びスイッチを入れる。出来上がったら10分ほど蒸しておく。
3.炊飯器から具とスープを取り出し、常温になるまで冷ましておく(→Point参照)。茶碗に具を盛り付けスープを注いだらそのまま冷蔵庫で冷やして固め、食べるときにプリンのようにひっくり返して皿に盛り付けて完成。
Point!
スープを取った後の鶏皮は冷やして固めるときには使っても使わなくてもかまいません。
スープの味付けは好みで変えてください。ケーキ型などで冷やし固めれば様々な形の『雞肉凍』が作れます。少量のショウガを加えてもいいでしょう。
一緒に入れる野菜はなくても作れます。逆に好みでゴマや、ハーブ類などを加えて作ってもいいでしょう。アレンジの幅は無限です。
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