『溫水麵糰│温水パン生地』はシューマイや餃子の皮以外にも焼きパン系のさまざまな料理が派生します。明日以降をお楽しみに。
シューマイはもともとモンゴル地域が発祥とされ、今では中国全土で食べることができる有名料理です。蒸し料理を得意とする広東料理のものが特に有名で、他にも上海、北京、湖北、江西、天津などのものがそれぞれ特色があります。
餃子とシューマイの違いですが、多くの場合シューマイは四角形の皮を使い、具に味がついておりそのまま食べられるのが特徴です。日本では、揚げたものや、焼いて食べるタイプのものもありますが、これらは「日式焼売」と呼ばれ別枠扱いされます。台湾で最も一般的に食べられるのは「広東燒賣」で、小型の蒸し籠に一口サイズの比較的小さなものが3-4個入っているスタイルのものです。広東料理や香港料理のレストランで食べられます。広東風の具は蝦と豚肉を基本として、干貝柱、牛肉、カニ味噌などを使って作ります。今回のレシピはこの広東風シューマイをベースにしています。
地域によって表記にも違いがあり、一般的には『燒賣│焼売』と書きますが、北京では『燒麥│焼麦』、湖北では『燒梅│焼梅』などと書かれます。面白いですね。
実際作るとなると冷凍食品を使った方が値段も労力も節約できると思いますが、手作りには好みの具を入れたり、新鮮な材料を使えるなどの良さがあります。手間に関しては慣れの問題なので、何度か作ればコツも分かって短時間で皮を広げたり、具を包めるたりできるようになるでしょう。
家族でワイワイ言いながらぜひ一緒にシューマイを作ってみてください。新しい発見がきっとあります!それではレシピ行ってみましょう。
難易度:
☆
調理時間:
30分以内
材料:
温水パン生地(溫水麵糰) ……… 250g
豚ひき肉 ………150g
牛ひき肉 ………75g
エビ ………75g
シイタケ ………3個
調味料1:
塩 ……… 3.5g
調味料2:
固形ブイヨン ……… 5g
砂糖 ……… 8g
調味料3:
片栗粉 ……… 5g
ごま油 ……… 大さじ1
胡椒 ……… 小さじ1
作り方:
1.温水パン生地を10gずつ小分けし、麺棒などで薄く広げてシューマイの皮を作る(→Point参照)。
2.エビは皮をむき背ワタを取ってキッチンペーパーなどで水気を切り、みじん切りにする。シイタケは沸騰したお湯で茹でて火を通し、みじん切りにしておく。
3.ボウルに豚ひき肉を入れ、調味料1を加えてかき混ぜ粘りを出す。続いてエビを加えて更によく混ぜ合わせる。均等に混ざったら調味料2を加えてよく混ぜ合わせる。最後に牛ひき肉、シイタケ、調味料3を加えてよく混ぜ合わせたら餡の完成。
4.作り方1のシューマイの皮に作り方3の餡20gを包み、円筒状に整形する。蒸し籠に入れて6分ほど蒸したら完成。
Point:
シューマイの皮は四角形が基本ですが、円形でも別に問題はありません。ギョーザの皮よりも薄く作りましょう。
形は円筒形にするのが基本ですが、冷凍食品のようにきっちり形を作る必要はありません。皮の部分をすぼめて巾着のようにしたり、四角いシュウマイも存在します。手作りの良さを生かして好きな形で作りましょう。
レシピ通り作ると250g/10gで25個前後のシューマイが作れますが、皮はすこし多めに取ってあるので、余るとしたら皮が余ります。餡がなくなったら、赤飯や卵の塩を振った黄身などを包んでも美味です。具に決まりはないので、好きなものを包んで蒸してください。
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