本日は台湾の定番料理の一つ『排骨麵│パイクー麺』のレシピを再び紹介します。他にも『排骨飯』という類似の料理もあり、どちらも基本的名作り方はまったく一緒です。以前紹介した『排骨麵』のレシピはこちら。
ところで実際に台湾でこの「排骨」料理を食べたことがある方は分かると思いますが、この料理のキモである「排骨」 の味付けは実は一つではありません。数種のスパイスをミックスしたものや、カレー粉、五香粉など料理人独自の味付けを施されたものが大半で、ほとんど店ごとに味が少しずつ違います。
厳密に言えば今回紹介する衣を着けないで揚げた『排骨』と『排骨麵』、そして衣を着けた揚げた『排骨酥』とそれを乗せた『排骨酥麵』は別物なのですが、近年豚肉の表面に特殊な処理を施した『排骨』を売りにする店が台湾に増えており『排骨』と『排骨酥』の境界が曖昧になっています。こうして食は進化していくのです。
今回はシンプルに醤油と酒のみで味付けした豚バラ肉、そして簡単のためインスタントラーメンを使いますが、より本格的に作りたい方は少量の五香粉やカレー粉を使ってスパイシーに作ってみてください。
非常にシンプルですがレシピ通り作っても結構美味しくできます。是非お試しください。
難易度:
☆
調理時間:
1時間以内
材料:
豚ばら肉 ……… 150-200g
(すこし骨がついていてもよい)
ニンニク ……… 2個
サツマイモ澱粉 ……… 適量
(なければから揚げ粉で代用)
チンゲンサイ ……… 少々
(なくてもよい)
ネギ ……… 少々
塩味のインスタントラーメン ……… 1個
調味料:
醤油 ……… 大さじ1
酒 ……… 大さじ1
砂糖 ……… 少々
胡椒 ……… 少々
作り方:
1.豚ばら肉は厚さ7-10mmほどに薄切りし、包丁の背などで叩いておく。ニンニクをみじん切りにし、豚ばら肉にすり込むようて塗り、全ての調味料と混ぜ合わせて30分ほど浸けておく。
2.作り方1の豚ばら肉にサツマイモ澱粉をまぶし、170-180度の油で炒めて火を通す。
3.塩味のインスタントラーメンを作り、どんぶりに盛り付ける。 上に幅3cmほどに切った豚ばら肉を乗せ、刻んだネギを添えて完成。
Point:
ラーメンは透明スープのものを使いましょう。台湾では豚で取ったスープを使いますが、鶏がらでも魚介スープでも何でもかまいません。味噌や醤油との相性も意外といいですが、オリジナルの雰囲気が失われます。
ラーメンに入れる具はお好みで増やしてください。
ラーメンに乗せず、ご飯のおかずとして食べれば『排骨飯』になります。お弁当向きですね。
五香粉やカレー粉を使う場合は、小さじ1/4から1/2で十分風味が出ます。
台北でちょっと変わった『排骨麵』を食べたいなら…
名称:高 北豐排骨麵
住所:台北市大安區延吉街249號
電話:0936-467700、0983-246377
営業時間:11:00-売り切れまで 土日定休
昼食時は行列になるので、観光客は時間をずらした方が無難です。
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