日本で流通しているメンマは実はほとんどが台湾製。戦前から戦後にかけて台湾出身の人が日本への輸入に携わり、その後も台湾の企業がほとんど独占的に日本への輸入を手がけています。日本ではラーメンの具として使われるのがもっとも一般的なイメージですが、台湾、中国では麺類の具として使うことはなく、その他の調理方法でさまざまに調理して食べられます。
台湾でもっとも簡単にこの『滷筍絲』を食べるなら魯肉飯で有名な「鬍鬚張」がいいでしょう。あと市内各所の「豬腳」の店ならほぼ100%食べられます。
日本で売られているものは、ラーメン用に味付けがされているものや、唐辛子でつけた瓶詰めのものが多いかもしれませんが、このレシピでは無色で味のついてない白いものを使ってください。乾燥したものを水で戻して使うのがいいかもしれません。
自作するなら七味唐辛子や刻んだネギを振りかけても美味しいです。和食でほとんど使わない食材ですが、非常に単純な料理でさまざまなアレンジも簡単ですので、一度挑戦してみましょう。
難易度:
☆
調理時間:
1時間以内
材料:
メンマ ……… 300g
(味がついていないもの)
ショウガ ……… 10g
ニンニク ……… 3個
中華スープ ……… 500g
調味料:
塩 ……… 1/2
ブイヨン ……… 小さじ1/4
氷砂糖 ……… 少々
作り方:
1.メンマは、30分水につけて塩抜きをする。その後沸騰したお湯で5分ゆで、取り出して水気を切っておく。ショウガは薄切りにする。ニンニクは皮を剥いておく。
2.熱した鍋に大さじ1のサラダ油をひき、薄切りにしたショウガとニンニクを加え、香りが出るまで炒めたら、中華スープとメンマを加えて沸騰させる。沸騰したら全ての調味料を加え、味を調えた後、弱火で30分ほど煮込んで完成。
Point:
この料理で使うスープは飲みません。煮込んだメンマだけをお皿に盛って食べます。
熱々を食べてもおいしいですが、冷えると塩気がしみこんでビールのおつまみにもよくなります。小皿に分けてラップをして冷蔵庫へ入れておけば、まさに台湾の料理店で出てくる小菜に。
メンマには塩漬けをそのまま、塩抜きをしたもの、乾燥させたものなど数種の形態がありますが、すべて水に30分漬けて同じように処理しています。
肉とあわせるなら厚めに切った豚ばら肉や砂肝とあわせるのが一般的で、相性もよいです。
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