2013年5月21日火曜日

大蒜炒鯊魚│サメ肉のニンニク炒め

本日は『大蒜炒鯊魚』というサメ肉を使った料理の紹介です。サメ肉というだけでなにやら恐ろしい料理のように聞こえてしまいますが、なんのことはないただの白身魚の炒め物だと考えればよいでしょう。日本の地方によってはなかなか口にする機会がないかもしれませんが、台湾では結構一般的な食材です。ちなみに筆者の故郷ではフライや湯引きにして普通に食べていました。

食材としてのサメ肉の歴史はかなり古く、日本でも平城京の時代から食べられていたといわれます。現在はほとんどがすり身にされてかまぼこなどになるそうですが、スーパーでも売られていることがあります。

ちなみに台湾のサメ漁獲高は世界5位で、日本(7位)以上(2008年統計)。人口を考えると日本人以上にサメ肉に親しんでいるようです。まぁ、ほとんどがフカヒレ用で、身は加工して輸出しているのでしょうけど。中華といえばフカヒレがあまりにも有名でそれ以外のサメ料理がかすんでしまいますが、ときにはこんなサメ肉の楽しみ方はいかがでしょうか?

スーパーでサメ肉の切り身を見かけたら挑戦してみてください。レシピ通りでも美味しいですが、いろいろとアレンジも楽しい料理です。



難易度:


調理時間:
30分以内

材料:


調味料:
サメ肉 ……… 100g
片栗粉 ……… 小さじ1
ニンニク ……… 100g
唐辛子 ……… 1本
生姜 ……… 10g

調味料1:
塩 ……… 小さじ1
卵白 ……… 1個分
酒 ……… 大さじ1

調味料2:
中華スープ ……… 小さじ2
胡椒 ……… 少々
酒 ……… 少々


作り方:
1.サメ肉は厚さ1cmに切り分け、調味料1を混ぜ合わせたものに10分浸けておく。

2.取り出したサメ肉に胡椒と片栗粉をまぶす。ニンニクと生姜はみじん切りにする。唐辛子はぶつ切りにする。

3.熱したフライパンに油をひき、ニンニク、生姜、唐辛子を炒めて香りを出す。中華スープを加え沸騰したら、サメ肉を入れて火が通るまで炒める。水気がなくなったら酒を振りかけアルコール分が飛んだら完成。



Point:
最後のお酒はアルコール度数の高いお酒を振りかけると火がつく例のあれです。火をつける必要はありませんが、サッと振り掛けるようにして加えてください。

火力は最初から最後まで強火です。

すこし臭のあるサメ肉を使う場合、最初に湯通ししておくと良いでしょう。

最後にネギやニラを炒めたり、多めの中華スープにとろみを浸けてあんかけにしたりとさまざまな派生料理があります。いろいろとアレンジしてみましょう。



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