本日はなんとも涼しげな料理『涼拌西瓜翠衣│スイカの皮サラダ』というものを紹介します。
「西瓜翠衣(せいかすいい)」とは中薬の名前で別名を「西瓜皮(せいかひ)」と言い、そのものずばり西瓜の皮を乾燥させたものを指します。(中医学の名前で呼ぶときは「スイカ」と読まないので注意しましょう。)料理では生のものを使いますが、民間療法では乾燥させたものを用います。
西瓜の皮は豊富な植物繊維を含みますので、腸の蠕動運動を促進し体内の有毒物質を取り除いてくれます。便秘がちな人に是非食べていただきたい料理です。
千切りにした西瓜の皮はいろいろなサラダに応用できそうな可能性を秘めた食材です。そのまま捨ててしまうことも多いですが、美味しく実を食べた後の皮も立派な食材になります。切り方とドレッシングを工夫すればかなり食べやすくなります。
中華の家庭料理ではスイカの皮と豚ばら肉を煮込んだスープなどもあり、なかなか侮れません。この料理も上手く作ればスイカの皮と気づかないほどおいしくなります。調理自体はとても簡単ですが、上手く作るコツをPointに記載しているので是非挑戦してください。
難易度:
☆
調理時間:
30分以内
材料:
スイカの皮 ……… 350g
ニンニク ……… 3個
タマネギ ……… 50g
ネギ ……… 少々
一味唐辛子 ……… 少々
調味料:
塩 ……… 小さじ1/4
レモン汁 ……… 大さじ1
醤油 ……… 小さじ1
砂糖 ……… 小さじ1
作り方:
1.スイカの皮は表皮(緑色の部分)を取り除き、白い部分を細く千切りにする。軽く塩(分量外)を振り、2-3分置いたら水にさらして塩気を洗い流す。水気をよく切っておく。
2.タマネギは千切りにする。ニンニク、ネギはみじん切りにする。
3.ボウルに作り方2のタマネギ、ニンニク、ネギを入れ、全ての調味料を加えてよく混ぜ合わせる。続いて作り方1のスイカの皮を加え、ざっと混ぜ合わせる。
4.皿に盛り付け一味唐辛子を少量振りかけて完成。
Point:
千切りにしたタマネギより若干細めにスイカの皮を切ると、口に入れただけではスイカの皮と気づきません。白い部分だけを使うと一見大根のように見えるので、調理次第では言わなければばれないと思います。
スイカの皮の80パーセントは水分です。作り方1で塩を使って水分をすこし抜いておかないと出来上がりがべしゃべしゃになってしまいます。気をつけましょう。
レシピ通りに作らず、オリジナルのドレッシングを使っても美味しく作れます。
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