滷鮭魚│鮭の煮物
本日はなんともオーソドックスな名前の料理『鮭魚滷│鮭の煮物』のレシピを紹介します。
日本と同じく四方を海に囲まれた台湾は一年を通して豊富な海の恵みに預かっており、普通の家庭でも魚や貝が食卓に並ぶことは珍しくありません。獲れる魚の種類は日本とはすこし異なりますが、日本統治時代に伝わった刺身・寿司や、独自の魚料理などたくさんの海鮮料理を楽しむことができます。
台湾といえば「虱目魚│サバヒー」と呼ばれる魚を使った料理が非常に有名で、全島いたるところで食べることができるのですが、残念ながら日本ではほとんど流通していない魚で、しかも同類の魚がいないため、レシピを紹介したことはありません。台湾訪問時に「虱目魚」の料理をぜひ食べてみてほしいと思います。
台湾の魚料理のレシピは、魚の種類を指定しているものと、調理方法だけを指定して魚の種類は白身魚、鮮魚を使うなど大雑把に指定されているものに大別できます。料理名に魚の名前が入っているのが前者で、ただ「魚」などとだけ指定されているのが後者です。本日紹介する『鮭魚滷│鮭の煮物』は前者の、魚の種類が指定されている料理になります。調味料は極力使わずに、魚自体の味を楽しむシンプルな料理が多いのが特徴です。
筆者は、こと魚料理に関しては日本料理が世界一だと思っていますが、中華の魚料理も日本料理とはまた違った美しさやおいしさがあります。
本日の料理は驚くほど簡単に作れますが、思った以上においしく作れるお勧め中華料理です。ぜひ家庭でお試しください。
難易度:
☆
調理時間:
30分以内
材料:
鮭 ……… 300g
レンコン ……… 80g
葉ニンニク ……… 15g
水 ……… 500cc
調味料:
醤油 ……… 50cc
砂糖 ……… 小さじ1/4
鮭 ……… 大さじ2
作り方:
1.鮭は3cm四方のブロック状に切り分ける。 レンコンはよく洗って皮を剥き、鮭と同じくらいの大きさに切り分ける。葉ニンニクはぶつ切りにする。
2.鍋に水とすべての調味料を加え沸騰させる。レンコンを入れて火を通した後、鮭の切り身を入れ3分ほど煮込む。最後に葉ニンニクを加えて完成。
Point:
レンコンの代わりに、ミニタマネギ、小カブ、クワイ、スプーンでくりぬいた大根などを使っても美しく作れます。
葉ニンニクの代わりにネギを使ってもOK。
日本で作るなら味醂を少量加えてもいいとおいしく作れると思います。
鮭は煮込みすぎないようにしましょう。
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