本日は懐かしい学食の味、『蛋餅│台湾卵焼き』の紹介です。毎日同じメニューを注文していれば、そのうち「いつもの」で通じるようになってしまうのは日本も台湾も同じですが、筆者の「いつもの」がこの『蛋餅』でした。大学の学食で25-40元ほどで気軽に買える軽食メニューとして人気がありました。『蛋餅』自体はプレーンな卵焼き(のような料理)のことですが、学生は好みでチーズやベーコン、ツナ、コーンや鶏肉、野菜などを加えて注文します。
日本の卵焼きとは違い、小麦粉を加えてクレープのように作ります。材料も簡単で調理時間も短いので、おやつ代わりに作ってみてはいかがでしょうか?簡単な料理のため家庭ごと、店ごと、作る人ごとに材料や作り方が違います。小さいときから食べている根っからの台湾人は、大きくなっても母親の作った蛋餅の味が忘れられないようです。レストランで味わうのとは一味違う、生活に根ざした台湾の家庭料理といえるでしょう。
基本となる作り方を紹介した後、定番の具を紹介します。 ぜひお試しあれ。
難易度:
☆
調理時間:
30分以内
材料:(3-4人分)
小麦粉(中力粉または小力粉) ……… 300g
卵 ……… 3個
ネギ ……… 少々
調味料:
塩 ……… 大さじ1
お湯(80度ほど) ……… 50cc
冷水(20度ほど) ……… 50cc
具:好みで加える(1人分)
ベーコン ……… 少々(焙根蛋餅)
または チーズ ……… 少々(起士蛋餅)
または ツナ ……… 少々(鮪魚蛋餅)
または コーン ……… 少々(玉米蛋餅)
または 鶏ササミ ……… 少々(雞肉蛋餅)
または キャベツなど ……… 少々(蔬菜蛋餅)
または 胡椒でいためた豚肉 ……… 少々(胡椒豬肉蛋餅)
または ハム、海苔、豆腐、から揚げ(火腿、海苔、豆腐、雞酥蛋餅)など
作り方:
1.卵は溶いておく。ネギはよく洗いみじん切りにする。
2.溶いた卵にネギ、塩を加えよく混ぜる。
3.小麦粉をボウルに入れ、50ccのお湯を加えてよく混ぜ、塊にする。続いて50ccの冷水を加え表面に光沢が出るまで塊をこねた後、ぬれたふきんをかぶせて常温で15-20分ほど置いておく。
4.作り方3の小麦粉の塊を3-4個の塊に分け、サラダ油(分量外)を薄くひいたラップの上でフライパンに収まる大きさに丸く薄く延ばす。
5.熱したフライパンにサラダ油(分量外)をひき、作り方4の伸ばした生地を入れて焼く、片面が焼けたらひっくり返して裏面にも火を通す。火が通ったらすこし膨らむので取り出しておく。
6.同じフライパンにすこしサラダ油(分量外)を足し、作り方2の溶き卵と好みの具を加えて火を通す。卵に火が通ったら、作り方5で焼いた生地を上に乗せ、フライパン返しや菜箸でクルクルと巻く。取り出して食べやすいサイズに切り分けて完成。
Point:
大学の学食では甘辛いソースをかけて食べていましたが、日本では醤油やケチャップ、お好み焼きソースなど好みでかけてもいいでしょう。
作り方5、6の部分が蛋餅の蛋餅たる部分だと思います。それ以外の具やソースは各自の好みで好きなものを使い、大胆にアレンジしましょう。人によっては麦粉やホットケーキミックスで作ったりします。具もチートス(ポテトチップスのようなお菓子)や、チョコレートと果物を入れたものを見たことがあります。
デザートやケーキのように牛乳や砂糖を加えたり、豪華な具を入れてサンドイッチの代わりに食べたりと、応用範囲の広い料理です。
甘口男さん
返信削除こんにちは。初めの投稿です。
自分も14才まで台湾で暮らしてました。まさかこんなサイトがあると、本当に嬉しくなりました。
色んな中華料理レシッピはありますがまさか蛋餅のレシッピがあるとは!!
早速油飯と一緒に作ってみます。
これからの更新も楽しみにしてます。
>>ツヨポンさん
削除はい。当Blogでは、有名な台湾料理のレシピをはじめ、本邦初公開の中華レシピをこれからも多数紹介していきたいと思っています。
取り上げて欲しい台湾・中華料理があればコメントかメールでご連絡ください。
毎日更新を続けていきますのでこれからもよろしくお願いします。