2012年10月25日木曜日

台南棺材板│台南棺おけ揚げパン

台南棺材板│台南棺おけ揚げパン


台南の夜市が発祥とされるファーストフードで、今では台北の夜市やカフェでも人気のメニューとなりました。「棺」などと怖い字が入っていますが、出来上がりの形を見れば納得です。台湾では更にメニューが改良され、内部を二部屋や四部屋に区切って、別の材料を好みで入れられるようにするお店もあります。今回のレシピはホワイトソースから作っていますが、あまったシチューやグラタンのソースを流用すると、簡単に作れます。子供に受けること間違いなしの、棺おけ揚げパンです。

中のソースによっていろんな種類の棺材板があるので、まずはリンク先(Google 画像検索)でいろんな棺材板を見てみましょう。

写真はこちら



難易度:
☆☆

調理時間:
2時間

材料:
食パン(4-5枚切り) ……… 2枚
バター ……… 15g
中力粉 ……… 50g
サラダ油 ……… 10g
水 ……… 200cc
ブイヨンスープ ……… 70cc
タマネギ ……… 1/4個
牛乳 ……… 70cc

材料2:
コーン ……… 10g
ニンジン ……… 10g
グリーンピース ……… 10g
イカ ……… 20g
鳥むね肉 ……… 40g
エビ ……… 20g

調味料:
砂糖 ……… 小さじ1/2
味の素 ……… 少々
塩 ……… 少々
胡椒 ……… 少々

作り方:
1.熱した鍋にサラダ油を入れ、中力粉を加えて焦がさないようによく混ぜ合わせる。粘りが出てきたら、バターと牛乳を数回に分けて加え更によく混ぜ合わせる。

3.水とブイヨンスープを加え、沸騰したら弱火にしてダマにならないようによくかき混ぜる。砂糖、味の素、牛乳、塩、胡椒を加えて味を調えソースの完成。

3.タマネギ、ニンジンは小さくさいの目切りにする。イカ、エビ、鶏むね肉は食べやすい大きさに切る(野菜と共にさいの目切りにしても良い)。タマネギ、ニンジン、コーン、グリーンピース、イカ、エビは沸騰したお湯にくぐらせて火を通す。火が通ったらソースと混ぜ合わせておく。

4.鍋に適量の油(分量外)を熱し、食パンを黄金色になるまで揚げる。取り出した食パンの片面を耳を残して切り取り、内側のパン(柔らかい部分)をスプーンの裏などで押さえて、中を空洞にする。

5.パンの内側にソースを注ぎ、ふたをして完成。


Point:
6枚切り以下の薄い食パンでも作れますが、厚めの食パンを使うとソースをたっぷり注げます。

グラタンやシチューの余りを使うと、食パンを揚げるだけで作れます。ビーフシチューやチャウダースープ、カレーでも作れます。

ふた用に切り取った部分で内側を数部屋に分け、別々のソースを注ぐのが最新の食べ方です。実際にはツナ、コーン、ササミ、イカ、エビなどを各部屋に配置した後、上からホワイトソースを注ぎます。

イメージの中の中華料理とはかけ離れていますが、台南で開発された正真正銘の中華ファーストフードです。そのうち日本でもブームが起きるかもしれませんね。

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