台湾の家庭料理『海瓜子拌毛豆│アサリと枝豆の中華風サラダ』のレシピを紹介します。お湯にくぐらせて火を通したアサリの身と枝豆を使って作る温製のサラダ料理です。市販の冷凍食材を使って簡単に作れるので、ぜひ試してみましょう。
海瓜子は正確にはアサリではありません。正しい学名についてはこちらの記事を参照してください。大きさや味が似ているためレシピではアサリを使っています。
毛豆とはいわゆる枝豆を指します。枝豆は若い緑色の状態のダイズのことです。塩茹でにしてから冷凍したものも売られているので、その場合は適宜レシピを読みかえて下さい。
漢字の「毛」は人間の頭髪や動物の皮膚に生える毛を表した象形文字です。またその形から地表に生える五穀を指すこともありました。不毛の地などと言ったりしますね。
≪樂記≫に「羽者嫗伏,毛者孕鬻。」という一文があります。 子供を産むものの毛が「毛」、卵を産む動物の毛は「羽」として使い分けていたようです。古代人がカモノハシを見つけていれば、カモノハシの毛は羽と呼ばれていたのかもしれません。
現代中国語では通貨単位「厘」の口語としても用いられます。一元の百分の一の価値です。紙幣や硬貨はほとんど見かけることはありませんが、おつりとして手に入ることがあります。
お金の単位としてもそうですが、毛には「とても小さい」 という意味があります。霧雨のようなかすかな雨を「毛毛雨」と呼んだりします。
毛豆の毛はそのまま莢の表面に毛が生えていることから名づけられたものだと考えられます。食べるときには莢は除いてしまうので、子供にツルツルの豆を見せて、「これが毛豆だよ」と教えるのは大変そうですね(笑)。
それではレシピです。
[材料]
アサリ肉 ……… 100g
枝豆 ……… 150g
(莢は除いておく)
ニンニク ……… 15g
トウガラシ ……… 5g
[調味料]
塩 ……… 小さじ1
砂糖 ……… 小さじ1
酢 ……… 小さじ1
ごま油 ……… 大さじ2
[作り方]
1.鍋にお湯を沸騰させ、アサリ肉を10秒だけ茹でて火を通す。取り出したアサリ肉は氷水につけて絞め、水気を切っておく。
2.作り方1のお湯とは別に鍋にお湯を沸騰させ、莢を除いた枝豆を3分茹でて火を通す。火が通ったら枝豆を流水で洗い、薄皮が残っていれば取り除いておく。
3.ニンニクをみじん切りにし、作り方1のアサリ肉と作り方2の枝豆と混ぜ合わせて器に盛り付ける。最後にみじん切りにしたトウガラシとすべての調味料をよく混ぜ合わせ、食材の上からかけて完成。
Point!
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