鮮肉包│豚まん

難易度:☆ 調理時間:1時間以内
前回の『麵糰│肉まんベース』を使った「○○まん」シリーズ!最初はオーソドックスに『鮮肉包│豚まん』のレシピを紹介します。このままでコンビニの肉まんよりおいしく作れますよ!

前回の記事で『肉まん』は三国時代の諸葛亮が行った呪いに由来すると書きました。三国志ファンでなくとも誰もがご存知のこの「諸葛亮孔明」、彼の苗字は中国では珍しい複姓(二字姓)の「諸葛」です。

台湾にも数は少ないですが複姓を持つ人がいます。有名どころでは「歐陽菲菲」氏の「歐陽」姓ですね。台湾内政部の資料から台湾の上位10位の複姓を抜き出して見ましょう。

1.歐陽
2.司徒
3.上官
4.諸葛
5.皇甫
6.申屠
7.尉遲
8.司馬
9.軒轅
10.夏侯

ほとんどが歴史書に登場する有名な姓なので見たことや聞いたことはあっても、実際にこれらの姓を持つ人には会うのは至難の業です(笑)。逆にこれらの性を持つ人はすぐに名前を覚えてもらえるので、自己紹介のときには有利でしょう。もし台湾でこれらの姓を持つ人と友達になれたら、ぜひ苗字ネタで盛り上がってください。ちなみに二字の複姓は登録上533種あります。上に示したもの以外はほとんどが林黃、陳張などの婚姻後の女性の二重姓、そして守屋、池田など日本人が帰化して登録した日本の姓、そして原住民の姓です。さらに三字、四字の複姓というものもありますが、こちらは佐佐木(佐々木)、賈西亞(García)などほぼ間違いなく海外の姓です。

せっかく台湾人の姓についての話題なので原住民の姓氏について簡単に触れておきましょう。台湾原住民の氏名は民族ごとに命名規則が異なる上、伝統的に「姓」の概念を持ちません。戸籍の登録上仕方なく「名前」以外の部分を姓として登録している場合がほとんどで、仕方なく漢姓で登録したもの、名前以外の部分の音に漢字を当てたもの、意味を漢字で置き換えたものなど、多種多様な姓が存在します。次回は台湾原住民の氏名についてもっと詳しく解説してみたいと思いますのでお楽しみに!


[材料]
麵糰│肉まんベース ……… 1回分
豚ひき肉 ……… 600g
ショウガ ……… 20g
ネギ ……… 80g

[調味料]
塩 ……… 6g
固形ブイヨン ……… 8g
砂糖 ……… 10g
醤油 ……… 大さじ2
酒 ……… 大さじ2
胡椒 ……… 小さじ1
五香粉 ……… 小さじ1
ごま油 ……… 大さじ3

[作り方]
1.豚ひき肉をボウルに入れ、塩を加えて粘りが出るまで混ぜ合わせる。

2.作り方1のボウルに固形ブイヨン、砂糖、醤油、酒、胡椒、五香粉を加えてよく混ぜ合わせる。ショウガ、ネギをみじん切りにし、ごま油と一緒に豚ひき肉に混ぜ合わせる。餡の完成。

3.麵糰│肉まんベースを40gづつの塊に切り分け、丸めて濡れ布巾をかぶせて20分寝かせておく。生地が落ち着いたら麺棒で円形に延ばし作り方2の餡40gを包む。

4.作り方3で餡を包んだ生地を蒸し器に入れ蓋をして30分ほど寝かせておく。

5.作り方4で寝かせておいた生地を火にかけ、蓋から蒸気が漏れ出したら15分ほど加熱して完成。

Point!
余った生地やすぐに食べない肉まんはラップに包むなどしてそのまま冷凍庫へ。1ヶ月ほど保存できます。

蒸し器に入れてからの生地を寝かせる時間は、発酵もそうですが餡の肉汁を生地の内側に馴染ませるためです。これをやらないと肉汁が漏れて生地が破れやすくなります。

五香粉の代わりにカレールーを使うとカレー風味の『カレー豚まん』が作れます。

レシピ通りだと少し小型の『豚まん』になります。大きさは各自で調節してください。

シイタケやタケノコを入れたい方は…次のレシピにご期待ください!


0 コメント :

 
日本で作れる台湾料理 © 2012 | Designed by Rumah Dijual , in collaboration with Web Hosting , Blogger Templates and WP Themes
FB FACEBOOK TW TWITTER